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今日(京)のおばんざい、なぁに。

へんこ山田のスタッフ【ごまりこ】が綴るブログ。
京都に生まれ育って○十年。 (京都弁と大阪弁のバイリンガル?)
小さい頃から、当たり前のように身近にあった 食卓のおばんざい(日常のおかず)や食習慣、 そして風習…そんな京都(ならでは)のひとこまを 大切に残していきたいなぁ~と思う今日この頃です。
日々の暮らしの中、京都のいろいろ、旬、風物、行事、等など、 「食」をからめて、つづっていきたいです。

秋の七草から~くずたたきの香味ごまだれ

九月半ばとなり、日に日に秋の気配が濃くなる今日この頃です。
昨日、はぎの花が風に揺れているのを見かけ、
日中はまだ夏の暑さでしたが、急に秋の風を感じました。

はぎは「萩」 草かんむりに秋、
秋の代表のような花です。
秋の十五夜には、お供えのお団子に すすきと萩をそえます。

万葉集では、なんと、萩が 植物の中で一番たくさん詠まれているそう。
梅や桜よりも多いというのは、ちょっと驚きです。
萩の 可憐でたおやかな姿は、
古くから日本人に愛されていたのでしょう。

京都市内に萩の見所は多く、平安神宮、妙心寺、龍安寺、光悦寺、天龍寺 等など
あちらこちらの寺社で美しい萩の花を見られます。
中でも、「萩の宮」とも言われる梨木神社(上京区)では
「萩まつり」が毎年9月、敬老の日の頃に催されます。(→
同じ頃、左京区の常林寺では「萩供養」があります。( →

さて、萩は秋の七草の一つとしても有名ですが、
あとの六つの花もご存知でしょうか。
私は、五・七・五・七・七の短歌のリズムで覚えています。

はぎ ききょう
くず ふじばかま おみなえし
おばな なでしこ 秋の七草

* 萩 桔梗 葛 藤袴 女郎花 尾花 撫子 *

秋の七草は、春の七草のようの食するのではなく、見て楽しみます。
(中には、民間薬になるものもあるようですが)
(春の七草は、七草粥でいただき、邪気を払い無病息災と五穀豊穣を祈願)
唯一、くずは、その根からとれるでんぷん=くず粉を、食材として使います。

くず粉は、くず湯やくず餅など和菓子をつくるほか、
汁物にとろみをつけたり、食材の口当たりをよくしたりするのに使います。
片栗粉でも代用できますが、くず粉は、漢方薬としても重宝され、
体を温める働きがあるほか、健康効果も高く、やさしい口当たりもよいのです。
片栗粉でとろみをつけたあんは 時間がたつと水っぽくなりますが、
くず粉だと、とろみが継続します。

きょうは、くずたたきをご紹介します。
くずたたきとは、豚肉や鶏ささみ、魚介類などにくず粉をまぶして
ゆがいたもの。つるりとした口当たりを楽しみます。
そのままゆがいただけの物とは違って、なめらかな食感が魅力的で
素材の旨みが封じ込められ、深い味わいです。

きょうは、豚肉薄切りのくずたたきに
香りのいいごまだれを添えました。
是非、作ってみてください。

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◆豚肉くずたたきの香味ごまだれ
【材料】(約4人分)
   豚肉(薄切り)200g、 くず粉 大さじ2、 酒・塩 各少々
    きゅうり 1本、 青じそ 3枚、 みょうが 1個、
   貝割れ菜1/2パック、すだち1個
    レタス 3枚(サニーレタス、プリーツレタス)

   香味ごまだれ【白練りごま大さじ2~3、 酢大さじ2、 醤油大さじ1
            みりん・塩 各少々、生姜 小1かけ、白すりごま 大さじ1
            金ごま油 少々】
【作り方】
   1.くず粉は、塊があるので、ざる等を通して粉状にする。
   2.生姜は皮をむき、みじん切りに、きゅうりはピーラーでひらひらに、
     青じそはせん切り、みょうがは薄切り、貝割れ菜は半分に切り、
     レタスはちぎっておく。
   3.香味ごまだれの材料を全部混ぜておく
   4.ラップの上にくず粉を茶こしでうすくふり、上に豚肉を並べ、
     肉の上にもくず粉を茶こしでふりかけ、上からラップでおおい、
     全体を軽く押さえる。
   5.熱湯に、酒、塩、生姜の皮を加え、3の豚肉を入れて色が変わると
     キッチンペーパーの上にあげ、粗熱をとる。
   6.器に2の野菜と4の豚肉をのせて、香味ごまだれを添える。
   
   ※ 野菜は、ほかに、水菜やセロリ、スプラウトなど、お好みで。
   ※ 香味ごまだれのほか、大根おろし+ポン酢+すりごまも
     さっぱりしておいしいです。

【今回使用したのはコチラ】                                            

金ごま油290
金ごま油





ねり白150
練りごま(白)





すり白
すりごま(白)








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白露~ごまたっぷり冷や汁

きょうは二十四節気の「白露(はくろ)」
大気が冷えてきて、草花に朝露が宿り始める頃
とされています。

まだ日中は夏の暑さですが、空を見上げると秋らしいうろこ雲、
朝晩はひんやりした空気が感じられます。
そして、日が暮れるのが、急にはやく感じられ、
物寂しさを覚える時季ですね。

次の二十四節気は、昼と夜の長さが同じになる「秋分」
「白露」には、秋分までの期間という意味もあります。
白露の期間を三つに分けた七十二候は、
・草露白(草に降りた露が白く光る)
・鶺鴒鳴(鶺鴒が鳴き始める)
・玄鳥去(燕が南へ帰って行く)
となっています。

七十二候の名称は、それぞれ、気象の動き、動植物の様子の変化など
を表しているそう。
あまりピンと来ないものもあるのですが(私には…)
風情がありますね。

きょうから9月12日くらいまでは
「草露白」(くさのつゆしろし)

朝露は一日の気温差が大きいときに発生しやすいそう。
朝の草花を見て、季節感を味わう…
忙しい朝ですが、そんなゆとりをもって過ごしたいものです。

朝食もゆとりをもっていただければいいですね。
この時季、朝ごはんの汁物に「冷や汁」はいかがでしょう。
「冷や汁」は、日本各地に郷土料理としてあるようですが、
有名なのは宮崎県のもの。

あじの干物をすり鉢でつぶしてだしでのばす、という作り方を
初めて聞いたときは、ちょっとびっくりしましたが、
初めて食べたときは、素朴な美味しさに、奥深い味に、
ちょっと感動しました。

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もともと、忙しい農家の食事に簡単に作れる、という料理だったという
冷や汁。
ごまの香ばしさに、あじのうまみがとけこんだ汁のコクと美味しさ、
きゅうりの歯ごたえとさっぱり感、おつゆの味をすったお豆腐のボリューム、
生姜、青じそ、みょうがなど薬味の風味…万人に好まれる味です。

あついご飯(麦ごはん)の上に、冷たくした冷や汁をかける、
という食べ方が本来の食べ方のようです。

我が家では、一汁として、ご飯と一緒にいただいていますが、
素麺やうどんにも合います。
夏の疲れが出やすい今日この頃、
栄養たっぷりで、ごまの香りが食欲をそそる冷や汁、
ぜひ作ってみてください。

◆ ごまたっぷり冷や汁
【材料】(約4人分)
   あじの干物 1尾、 白炒りごま 大さじ4~5、 味噌 60g
   だし汁 2~3カップ、 木綿豆腐 1/2丁
   きゅうり 1本、 生姜 1かけ、青じそ 5枚、 みょうが 2個

【作り方】
    1.あじの干物は焼いて、頭、骨、ぜいごを取り除く。
    2.味噌はホイルに平たくのせて、グリルかオーブントースターで
      焦げ目をつける。
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    3.きゅうりは薄い輪切りにして、塩もみして絞っておく。
      木綿豆腐は、食べやすくほぐして水を切っておく。
    4.生姜はすりおろし、青じそは千切り、みょうがは薄切りする。
    5.ごまを炒ってすり鉢ですり、1も入れてすり合わせ、
      そぼろ状にして、2も加え混ぜる。
    6.5にだしを加えてのばし器によそい、3を入れ、
      4の薬味をのせる。
  
  ※ ごまは、炒ってからすると、さらに香りと風味が引き立ちます。
   ちょっと一手間ですが。。。
  ※ あじの干物は、グリルで焼いても、フライパンで焼いてもOK。
  ※ 味噌の塩分は色いろなので、味見をしながら
    だしの量を加減してください。
  ※ 薬味は、お好みで、もみ海苔や、刻み三つ葉を添えても。
  ※ すり鉢の代わりにフードプロセッサーを使ってもいいのですが、
   すり鉢ですると、細かくなりすぎず、やさしい口当たりに
   仕上がります。

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【今回使用したのはコチラ】  
 
いり白
炒りごま(白)




すり白
すりごま(白)








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野菜の日~たっぷり野菜の黒カレー

8月31日は、語呂合わせで「や・さ・い」…野菜の日です。
8月はきょうで終わりですが、
まだまだ日中は蒸し暑い日がつづきます。
夏の疲れも出やすい時季、元気に秋を迎えたいものです。

きょうは、野菜の日にちなんで、ゴーヤなど旬野菜をいろいろ使った
カレーをご紹介します。
ゴーヤは熱に強いビタミンCをたっぷり含んでいます。
ビタミンCには、日焼けした肌の老化を防止したり、夏バテの身体の
疲労回復を促したりする働きがあります。

今回は ほかに トマト、なす、ピーマン、オクラなどを加えましたが、
ほかに、じゃが芋、三度豆、セロリ、枝豆、かぼちゃ、ズッキーニ等々
キッチンにある野菜をいろいろ入れてみてください。
具だくさんで食べごたえのある栄養たっぷりの夏カレーが出来上がります。

栄養だけでなく、奥深い味わいのカレーです。
その秘密は、べジブロスを使っていること。
べジブロスは、野菜のくず(すててしまう皮や種、ヘタなど)を
水でコトコト煮込んだ野菜だしのことです。
抗酸化作用など野菜のいろいろな栄養を含み、
そして、美味しさ…旨みと甘みのある味わいがあります。

野菜だけで、しかもサッと煮込んだだけでも
奥深い味のカレーになるのは、べジブロスのだしが効いているから!

さらに、黒練りごまを加えると、スパイシーなカレーにごまの風味が加わり、
コクがあってまろやかな味になります。
なによりも、黒い色がインパクト大!!
是非作ってみてください。

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◆ たっぷり野菜の黒カレー
【材料】(約4人分)
    玉ねぎ 1個、 生姜・にんにく 各大1かけ、 豆板醤 小さじ1/2、 
     ゴーヤ 小1本、にんじん 1本、 トマト 1個、 なす 2本、
     ピーマン 2個、 オクラ 4本、 油揚げ 1枚
    くっきんぐせさみおいる 大さじ2、 塩・こしょう 各少々
     水 または べジブロス 2カップ
    カレールー 約50g、 黒練りごま 大さじ3
    濃口醤油 大さじ1、 みりん 小さじ1
     ガラムマサラ 少々 黒すりごま 大さじ1~2
     ご飯+黒炒りごま+白炒りごま 適宜 
     べジブロス用【塩 少々、 昆布 5cm角、 酒 小さじ1】
【作り方】
  1.玉ねぎは、薄切りにする。にんにく、しょうがはみじん切りにする。
  2.ゴーヤは、縦半分に切り、種とワタをとる。
  3.にんじんは乱切り、トマトは粗みじん切り、ピーマンとオクラは乱切り
    にする。なすは乱切りにして、塩をふりかけ軽くしぼる。
  4.玉ねぎ、生姜、にんじんの皮、ゴーヤの種とワタ、ピーマンのヘタと種、
    トマトとなすのへたなど野菜くずを鍋に入れ、ひたひたの水を入れ、
    塩、昆布、酒を加えて、弱火で20~30分煮て、ザルでこして、
    べジブロスを作る。
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  5.鍋にくっきんぐせさみおいる、にんにく、生姜を入れ炒め、香りが立つと
    玉ねぎを加えてしんなりして少し色づくまで炒める。
  6. にんじんを加えて一炒めし、残りの野菜も炒める。
  7.カレールーを砕いて入れて炒める。黒練りごまも加えて全体にからめる。
  8.べジブロスを少しずつ加えてのばし、煮立つと油揚げの短冊切りを加え
    弱火で10分程煮て、醤油、みりん、塩、こしょうを加えて味をととのえる。
  9. 仕上げに、ガラムマサラ、黒すりごまを加える。
  10.ご飯に炒りごま(黒と白)を混ぜて、上から9のカレーをかける。

   ※ 写真は揚げ野菜を上にのせました。
     揚げることで、なすは紺色が美しく、またゴーヤは苦みがやわらぎます。     
     
   ※ 玉ねぎは炒める前に、電子レンジで2分ほど加熱しておくと、
     はやくしんなり炒められます。
 
   ※ カレールーの代わりに、カレー粉大さじ2~3を使っても、あっさり
     さらっとしたカレーができます。カレー粉に薄力粉を混ぜて炒めると
     とろっと濃度のあるカレーになります。

   ※ 仕上げのガラムマサラはなくてもOK。ほかに ターメリック、クミン、
     コリアンダー、カルダモン等の香辛料を入れても香りよく仕上がります。

【今回使用したのはコチラ】

cooking sesami oil



くっきんぐせさみおいる




ねり黒150練りごま(黒)








すり黒
すりごま(黒)




 
いり白
炒りごま(白)




いり黒
炒りごま(黒)





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