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今日(京)のおばんざい、なぁに。

へんこ山田のスタッフ【ごまりこ】が綴るブログ。
京都に生まれ育って○十年。 (京都弁と大阪弁のバイリンガル?)
小さい頃から、当たり前のように身近にあった 食卓のおばんざい(日常のおかず)や食習慣、 そして風習…そんな京都(ならでは)のひとこまを 大切に残していきたいなぁ~と思う今日この頃です。
日々の暮らしの中、京都のいろいろ、旬、風物、行事、等など、 「食」をからめて、つづっていきたいです。

九条ねぎ

京都では、「ねぎ」といえば、緑の部分が多い青ねぎが一般的です。
青ねぎ、といえば、京野菜でもある「九条ねぎ」が有名。
 (青ねぎ ⊃ 九条ねぎ→→九条ねぎは青ねぎに含まれる)

普段は「(お)ねぎ」と呼びますが、九条がつくと、
急に京野菜の風格が出るような気がするのは
私だけでしょうか。。。

子供の頃、おねぎはちょっと苦手でした。
薬味的に、ちょこっと使われている分には大丈夫なのですが、
大きく切って、主役級にたいてあったりすると途端に駄目…。

すると、祖母に言われたものです。
「おねぎ食べたら、賢うなるし、たんとぅおあがり」
=おねぎを食べると、賢くなるので、たくさん食べなさい!

おねぎを食べると賢くなる!?

ちなみに、私の周りに、親にそう言われたという人、います。
嫌いなものを子供に食べさせる方便かと思いきや
そうでもないようです。
他の野菜は、賢くなるとは言わないようですから。。。

ねぎの成分アリシンが脳のエネルギーを作るビタミンB1の吸収を助け、
また、免疫力、抵抗力を高めたり、老化やストレスから守る働きがあるから、
その結果、頭もよくなる…という流れでしょうか?

何はともあれ、おねぎたっぷりの
「豚肉とねぎの胡麻炒め」
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ねぎの美味しさが味わえます。大人になったせい?
いえ、12歳にも好評。

おっと、12歳、「ねぎとお揚げのぬた」も好きなそう!
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たんとぅおねぎをいただいて、かしこうなってください♪


◆ 豚肉とねぎの胡麻炒め
【材料】(約4人分)
  豚ロース肉 2枚(200g強)、  九条ねぎ 1把、 エリンギ 2本
  A【醤油、みりん 各大さじ1/2  酒、赤みそ 各小さじ1、 塩こしょう 各少々、
    溶き卵 大さじ2】 
  片栗粉 適宜   にんにく、生姜 各1かけ、  黒ごま 大さじ2、  
  粗びき胡椒 適宜、   油、ごま油 適宜
  B【醤油 小さじ2、 黒酢、酢 各小さじ1、 酒、ごま油 小さじ1、砂糖 少々】

【作り方】
  ① 豚肉は、筋を切り、肉たたきで軽く叩きのばして一口大に切る。
    ねぎは斜め切りにしておく。エリンギは食べやすくさいておく。
  ② Aの材料を混ぜて、①の豚を20分ほど漬け込む。
  ③ ②に片栗粉をしっかりつけ、多めの油で、両面を揚げ焼きにし、
    一旦取り出す。
  ④ フライパンにごま油、にんにくと生姜のみじん切りを入れて炒め、
    香りがたつと胡椒と黒ごまも入れる。
  ⑤ えりんぎを入れて炒め、豚肉をもどして、青ねぎも加え、一炒めする。
    Bを2度に分けてまわしかけて、出来あがり。

※ 黒酢がなければ、酢を使ってください。

大文字蕎麦

八月十六日の京都の夜は
大文字―五山送り火。

子供の頃は、大文字山からほど近い所に住んでいたので、
外に出ると、火の粉が舞うのが見えるほど大きな「大」がありました。

若い頃は、よく見える穴場?を求めて観に行ったものです。

今は…リアルタイムにテレビで観て、厳かな気持ちになっています。
見方も、心持ちも、年をとるにつれ、変わってきました。

テレビに映った大文字をみながら、ちょっと遅目の晩ご飯。
今日は「大文字蕎麦」です。
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明治維新の頃まで、
大文字の夜に、御所では、宮中の方々が池に映る大文字を眺めながら、
お蕎麦を食されたとか。下働きの人々にも振る舞われたらしく、
その習慣が、民間にも広がったと聞きます。

器の水に映った「大」の字を眺めてから飲みほして、
その器にお蕎麦を入れていただくと良縁にめぐまれる

或いは、

盃を満たしたお酒に映った「大」をながめ飲み干すと
無病息災に暮らせる

などといった言い伝えもあるようです。
が、最近では、「大文字蕎麦」は、ほとんど聞いたことがありません。

ともあれ、今年は、大変なことが起こった年、
様々な 祈りをこめ、眺めている人が多いことでしょう…
震災で被災された方々やご家族のことを思い、
ひときわ特別な心持ちで眺めた送り火でした。。。


註)大文字の夜にいただくお蕎麦が「大文字蕎麦」です。 
  写真のお蕎麦は、変わりとろろ蕎麦です。
  (とろろ蕎麦が「大文字蕎麦」ということではございません)

◆ 変わり とろろ蕎麦
【材料】(約4人分)
  蕎麦 4人分、  長芋 300~400g、 うずら卵 4個、 海苔 適宜、
  わさび 少々、  蕎麦つゆ 適宜、  白炒りごま 適宜
【作り方】
  ① 長芋は皮を剥いて、水につけアク抜きをしてから、千切りにする。
    スライサーを使うと極細になります。
  ② 蕎麦はゆでて、流水で洗って締め、水をきって器に盛る。
  ③ 上に、①の長芋をのせてその上にうずら卵を落とし、
    もみ海苔をちらし、わさびを添える。
  ④ 上から、めんつゆを回しかける。
  ⑤ お好みで、炒りごまをふりかけてどうぞ。

※ 蕎麦つゆの作り方
  だし(昆布・かつお・干しいたけ)2.5カップを煮立てて、砂糖小さじ1、
  みりん、醤油 各大さじ4、塩ひとつまみ、を加えて煮たものを冷やす。

おしょらいさん

お盆には、ご先祖様の精霊が帰ってくる、と言われています。
(宗派によって、異なりますが…)

京都では、精霊を迎える行事のことを
「おしょらいさん(お精霊さん)」と親しみやすく呼んでいます。
ご先祖の霊そのものや、精進料理のことを
「おしょらいさん」と呼ぶこともあるようです。

八月十三日にお迎えして、十六日にお送りする。
その間、お供えだけでなく、家庭の献立も精進にする、と聞きますが、
実際に遵守されているところは、最近では少ないのではないでしょうか。

十三日にお迎え団子。
十四日にはおはぎ。
十五日はおそうめん。

…等など、家庭や宗派によって、決まったものをお供えするようです。

ちなみに我が家では、明日十六日の朝は必ず、
あらめとお揚げさんのたいたん(あらめと油揚げの煮物)
をお供えします。

あらめの黒いゆで汁を玄関外にまくと、「おしょらいさん」が
無事に帰られる、という言い伝えがあるようです。
これを「追い出しあらめ」と言うそうですが、
最初聞いた時は「追い出し」?!「えぇーっ」!?と思いました…。

追い出しコンパ! みたいに親しみを込めた意味があるのでしょうか???

さておき、うちでは、お盆の間、精進料理!
にしてはおりませんでした。。。
が、今年は、最後の夜、完全に精進になっていました。
意図せず…。ご先祖のお取り計らい?でしょうか。

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この中でユニークな一品、ラディッシュのごま油炒め。
きれいな紅色!でも小さく個性がないせいか
アクセント専用の添え野菜・代表選手ともいえる
ラディッシュ。
そのラディッシュをデン!ともってきた一品です。

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お精進ですが、こういうのはお供えにあり?なのでしょうか。


◆ ラディッシュのごま油炒め
【材料】(3~4人分)
  ラディッシュ 20個くらい、 塩こしょう 少々、ごま油 大さじ1~2
【作り方】
  ① ラディッシュはきれいに洗って、葉ごと縦半分に切る。
  ② フライパンにごま油を熱し、①を切り口を下にして入れ、
    炒める。表裏かえして、塩こしょうして一炒めして器へ。
※レシピというほどのものでは、ありませんでした。。。


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