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今日(京)のおばんざい、なぁに。

へんこ山田のスタッフ【ごまりこ】が綴るブログ。
京都に生まれ育って○十年。 (京都弁と大阪弁のバイリンガル?)
小さい頃から、当たり前のように身近にあった 食卓のおばんざい(日常のおかず)や食習慣、 そして風習…そんな京都(ならでは)のひとこまを 大切に残していきたいなぁ~と思う今日この頃です。
日々の暮らしの中、京都のいろいろ、旬、風物、行事、等など、 「食」をからめて、つづっていきたいです。

ごま油香る~クリームチーズの塩昆布和え

もうすぐボジョレーヌーヴォーの解禁日、
ワイン好きの方は、言うまでもなくご存じかと思いますが、
今年は11月16日です。

ボジョレーヌーヴォーは、フランスのボジョレー地区で
その年に収穫されたぶどうで醸造された新酒のこと。
軽やかでフルーティーな味わいの赤ワインです。

解禁日は、早出しの競争になって品質が低下するのを防ぐため
設けられたそうで、当初は11月15日でした。が、
この日が土曜日曜にあたると、運搬業者さんや酒屋さんが
休日に営業しなければならなかったり、
商売上不都合が多いために、第3木曜に改定されたそうです。

日本では、1980年代後半のバブル期頃から市場が拡大、
その後、下火になったり、赤ワインブームで人気になったり、
ペットボトル型のワインが導入されたり、円高で激安ワインが登場したり、
ハーフボトルや大量の紙パックが出来たり、また、
昨年はロシアのウクライナ侵攻による航空運賃高騰に伴って
価格が過去最高になったり…と時代の波とともに色々な状況を経てきました。

今年は、ぶどうの生育がよかったそうで、魅力的なワインに
仕上がっているとか。また、価格も昨年よりも下がっているらしく、
楽しみにされている方も多いことと思います。

きょうは、ボジョレーヌーヴォーに合う、とても簡単なおつまみを
ご紹介いたします。

ボジョレーヌーヴォーは、通常のワインよりも熟成期間が短いので
クランベリー等ベリー系のフレッシュな風味と果実感があり、
赤ワイン特有の渋みが穏やかでやわらかいので
あっさりした味わいのおつまみとよく合うようです。

IMG_0560

こちら、レシピ不要、切って混ぜるだけの簡単なおつまみです。
クリームチーズを、ごま油、塩昆布、青じそ
で和えただけのおつまみです。

クリームチーズは、ごま油と相性がとてもよく、
ぐんと風味がアップし、
クリームチーズの優しい味となめらかさが引き立ちます。
また、塩昆布で旨みと塩気をプラス、
青じそで香りと爽やかさをプラス。

合わせたごま油は、この秋限定のごま油、
「胡麻職人のごま油」です。

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長年ごま油を作り続けてきた胡麻職人ならではの
今年限定ブレンド、絶妙のブレンドのごま油です。

ごま油特有のコクのあるしっかりした味わいであり、
同時に、まろやかで、あっさりくどくないところが
魅力。

今年だけの限定ブレンドを
今年のボジョレーヌーヴォ―と合わせるのは、
いかがでしょう。

もちろん、ボジョレーヌーヴォーだけでなく、
白ワインともよく合います。

IMG_0561

是非作ってみてください。

ごま油香る~クリームチーズの塩昆布和え
【材料】(約2人分)
・クリームチーズ 50g
・胡麻職人のごま油 約小さじ1
・青じそ 7~8枚
・細切り塩昆布 少々(スプーン1杯くらい)
・白炒りごま 少々
(・ピンクペッパー 少々)

【作り方】
1.青じそは2枚を取っておき(下にしく用)、残りを細切りにする。

2.クリームチーズは、1~1.5cm角に切る。

3.1と2と細切り塩昆布を混ぜ、ごま油を加えて
 かるくやさしく和えて、白炒りごまを散らす。
 お好みで、ピンクペッパーも散らす。

※ クリームチーズを切るときに、形が崩れやすいので、
 ナイフに片栗粉を薄くまぶして切ると、チーズがくっつかず
 形がきれいに切れます。


【今回使用したのはコチラ】
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胡麻職人のごま油







 
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炒りごま(白)




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ごま香る~アボカドの白和え

早いもので11月です。
11月は別名「霜月」。その名の通り、霜が降りてくる時期
であることから付けられた呼び名です。

今年は11月に入ってからも、日中は夏のような日差しで、
二十四節気の「立冬」が迫っているとは思えない、
ところによっては夏日や真夏日さえ見られる暑さ。
「霜月」という名にそぐわない日々です。

11月の異名は他にも「霜降月」「霜見月」「雪待月」
「雪見月」「広寒月」など、「霜」「雪」「寒」が付いていて、
冷たい空気が漂ってきそうな名前です。

そんな中、「食物月」(おしものづき)という別名もあります。
かつて11月は、新嘗祭(にいなめさい)で収穫を祝い、新米などを
神様にお供えして、そのあと感謝していただいていたそうです。
秋の恵みの新穀物に感謝して食べる月、ということで
「食物月」という名がついたようです。

また「食欲の秋」と言われるのは、収穫の秋、実りの秋で、
美味しいものが増えることから、そして、
夏バテから回復して、冬に向けてエネルギーを蓄えるため、
等などいろいろ理由があるようです。

新米にご飯が進んで、副菜がもう一品欲しくなるのも
食欲の秋だからでしょうか。

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きょうは、もう一品!というとき、手軽にできる一皿、
アボカドの白和えをご紹介いたします。

白和え、というと、お豆腐の水気をきったり、
和える具材を切り揃えて煮たり…と手間がかかるイメージがあります。

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こちらの白和え、厚揚げを利用しているので、
豆腐の水切りが必要ありません!
厚揚げの周りを切り落として、中身の豆腐部分を粗くつぶして、
調味料を混ぜるだけなので、とても手軽。

周りの部分は、細切りにしたら油揚げのようなもの。
そのまま具にします。サッとフライパンで乾煎りすると香ばしさが出てさらに美味しいです。切るだけのアボカドと一緒に和えて
あっという間に出来上がります。

練りごまを加えると、まったりとこくのある仕上がりに。
お酒のおつまみにもピッタリ、是非作ってみてください。

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◆ ごま香る~アボカドの白和え
【材料】
・アボカド 小1個
・厚揚げ 1枚(約150g)
A【白ごまねりねり(白練りごま)・白味噌 各大さじ1強
       ・うす口醤油 少々・白すりごま 大さじ1】
レモン汁 少々
わさび 少々

【作り方】
1. 厚揚げは周りの皮を薄く切り落とし、細切りにする。
  IMG_0516










 
 細切りにした皮(油揚げ状のもの)は、フライパンで乾煎りして、冷ましておく。
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2.中身はフォークなどでつぶす。 
 Aを加え混ぜて、味をととのえる。(お好みでわさびを加え混ぜる)

3.アボカドは6~7㎜巾のいちょう切りにして、塩少々をまぶしレモン汁をふりかけ、
 1と合わせて2で和える。

※ レモン汁は、アボカドの色どめ。なくても大丈夫です。


【今回使用したのはコチラ】


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白ごまねりねり(白練りごま)











すり白
すりごま(白)









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かぼちゃの皮のきんぴら

ハロウィンが近づいてきました。
ハロウィンといえば、かぼちゃ!

ホクっとした食感、自然な甘味のかぼちゃは、
美味しくて人気の野菜です。

この前は、かぼちゃでドーナツを作りましたが、
皮をむいて中身だけ使いました。

他にも、パンプキンプリンなどスイーツを作るとき、
かぼちゃのスープやコロッケ、サラダを作るとき、
場合によっては、煮物や炒め物のときでも、
かたい皮を取り除くことがあります。

余ったかぼちゃの皮、捨てないでください!

緑黄色野菜のかぼちゃは、野菜の中でも栄養価はトップクラス!
ビタミン・ミネラル・食物繊維がたっぷりです。

目・皮膚・粘膜の健康を保ち、免疫力を高め、
生活習慣病の予防や老化防止に効果が期待できる β-カロテン。

ストレスから身体を守り、皮膚や粘膜を強くし、
風邪を予防する ビタミンC。

血行を改善し、動脈硬化を予防、老化を抑える効果があるビタミンE。

身体に嬉しいビタミン類が豊富。
そして、かぼちゃの皮にも、これらのビタミンは豊富で、
その含有量は、中の果肉以上と言われています。
皮も無駄なく食べて、余すところなく栄養を取りたいですね!

さらに、含まれているビタミンを効率よく体内に吸収するには
油と一緒に食べたり、油で調理したりすることです。

β‐カロチンとビタミンEは、脂溶性なので、油を一緒に摂ることで、
吸収率が高まります。

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かぼちゃ皮のきんぴらは、
捨てがちな、しかし栄養のある部分を油で調理する、
無駄なく、身体にいい一品。

フードロス削減、節約にもつながる、サステナブルな
調理でもあります。

理屈よりも、ご飯のおかずになる美味しいお惣菜です。
ただ、かぼちゃの皮だけだと、量が少ないことも…
今回は、かぼちゃの皮に にんじんを加えて作りました。
(もちろん、かぼちゃの皮だけでもOK。
 かぼちゃの皮の量に応じて、にんじんの量を調節してください)

かぼちゃの皮は、少し厚めに切ると、緑とオレンジの色合いがよくて、
仕上がりも美味しそうに見えます。
お弁当の一品にもぴったり。

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ごま油風味に甘辛い味付けは、冷めても美味しく、
ご飯によく合います。
是非作ってみてください。

◆ かぼちゃの皮のきんぴら

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【材料】
・かぼちゃの皮 約70g(1/8個分)
・にんじん 約70g(1/2本)
・塩 少々
・ごま油 大さじ1
・みりん・酒・醤油 各大さじ1
・黒炒りごま 大さじ1

【作り方】
1.かぼちゃは皮を厚めに切り、2~3ミリ巾の細切りにする。
 にんじんはやや細めの細切りにする。
2.フライパンにごま油を入れて熱し1を入れる。塩少々をふりかけ炒め
 全体に油が回ると、みりんと酒を加え混ぜ、アルコール分がとぶと、
 醤油も加える。
3.全体にからめて味をととのえ、器に盛って黒炒りごまを散らす。

※ お箸で触りすぎるとかぼちゃが崩れやすいので、フライパンを揺すりながら、
 時々混ぜて炒める。

【今回使用したのはコチラ】

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(白)ごま油 













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炒りごま(黒)









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