space

今日(京)のおばんざい、なぁに。

へんこ山田のスタッフ【ごまりこ】が綴るブログ。
京都に生まれ育って○十年。 (京都弁と大阪弁のバイリンガル?)
小さい頃から、当たり前のように身近にあった 食卓のおばんざい(日常のおかず)や食習慣、 そして風習…そんな京都(ならでは)のひとこまを 大切に残していきたいなぁ~と思う今日この頃です。
日々の暮らしの中、京都のいろいろ、旬、風物、行事、等など、 「食」をからめて、つづっていきたいです。

ごま香る~アボカドの白和え

早いもので11月です。
11月は別名「霜月」。その名の通り、霜が降りてくる時期
であることから付けられた呼び名です。

今年は11月に入ってからも、日中は夏のような日差しで、
二十四節気の「立冬」が迫っているとは思えない、
ところによっては夏日や真夏日さえ見られる暑さ。
「霜月」という名にそぐわない日々です。

11月の異名は他にも「霜降月」「霜見月」「雪待月」
「雪見月」「広寒月」など、「霜」「雪」「寒」が付いていて、
冷たい空気が漂ってきそうな名前です。

そんな中、「食物月」(おしものづき)という別名もあります。
かつて11月は、新嘗祭(にいなめさい)で収穫を祝い、新米などを
神様にお供えして、そのあと感謝していただいていたそうです。
秋の恵みの新穀物に感謝して食べる月、ということで
「食物月」という名がついたようです。

また「食欲の秋」と言われるのは、収穫の秋、実りの秋で、
美味しいものが増えることから、そして、
夏バテから回復して、冬に向けてエネルギーを蓄えるため、
等などいろいろ理由があるようです。

新米にご飯が進んで、副菜がもう一品欲しくなるのも
食欲の秋だからでしょうか。

gomaneri

きょうは、もう一品!というとき、手軽にできる一皿、
アボカドの白和えをご紹介いたします。

白和え、というと、お豆腐の水気をきったり、
和える具材を切り揃えて煮たり…と手間がかかるイメージがあります。

neri

こちらの白和え、厚揚げを利用しているので、
豆腐の水切りが必要ありません!
厚揚げの周りを切り落として、中身の豆腐部分を粗くつぶして、
調味料を混ぜるだけなので、とても手軽。

周りの部分は、細切りにしたら油揚げのようなもの。
そのまま具にします。サッとフライパンで乾煎りすると香ばしさが出てさらに美味しいです。切るだけのアボカドと一緒に和えて
あっという間に出来上がります。

練りごまを加えると、まったりとこくのある仕上がりに。
お酒のおつまみにもピッタリ、是非作ってみてください。

nerineri


◆ ごま香る~アボカドの白和え
【材料】
・アボカド 小1個
・厚揚げ 1枚(約150g)
A【白ごまねりねり(白練りごま)・白味噌 各大さじ1強
       ・うす口醤油 少々・白すりごま 大さじ1】
レモン汁 少々
わさび 少々

【作り方】
1. 厚揚げは周りの皮を薄く切り落とし、細切りにする。
  IMG_0516










 
 細切りにした皮(油揚げ状のもの)は、フライパンで乾煎りして、冷ましておく。
 IMG_0518










2.中身はフォークなどでつぶす。 
 Aを加え混ぜて、味をととのえる。(お好みでわさびを加え混ぜる)

3.アボカドは6~7㎜巾のいちょう切りにして、塩少々をまぶしレモン汁をふりかけ、
 1と合わせて2で和える。

※ レモン汁は、アボカドの色どめ。なくても大丈夫です。


【今回使用したのはコチラ】


ねり白150
白ごまねりねり(白練りごま)











すり白
すりごま(白)









人気ブログランキングへ

かぼちゃの皮のきんぴら

ハロウィンが近づいてきました。
ハロウィンといえば、かぼちゃ!

ホクっとした食感、自然な甘味のかぼちゃは、
美味しくて人気の野菜です。

この前は、かぼちゃでドーナツを作りましたが、
皮をむいて中身だけ使いました。

他にも、パンプキンプリンなどスイーツを作るとき、
かぼちゃのスープやコロッケ、サラダを作るとき、
場合によっては、煮物や炒め物のときでも、
かたい皮を取り除くことがあります。

余ったかぼちゃの皮、捨てないでください!

緑黄色野菜のかぼちゃは、野菜の中でも栄養価はトップクラス!
ビタミン・ミネラル・食物繊維がたっぷりです。

目・皮膚・粘膜の健康を保ち、免疫力を高め、
生活習慣病の予防や老化防止に効果が期待できる β-カロテン。

ストレスから身体を守り、皮膚や粘膜を強くし、
風邪を予防する ビタミンC。

血行を改善し、動脈硬化を予防、老化を抑える効果があるビタミンE。

身体に嬉しいビタミン類が豊富。
そして、かぼちゃの皮にも、これらのビタミンは豊富で、
その含有量は、中の果肉以上と言われています。
皮も無駄なく食べて、余すところなく栄養を取りたいですね!

さらに、含まれているビタミンを効率よく体内に吸収するには
油と一緒に食べたり、油で調理したりすることです。

β‐カロチンとビタミンEは、脂溶性なので、油を一緒に摂ることで、
吸収率が高まります。

pumpki

かぼちゃ皮のきんぴらは、
捨てがちな、しかし栄養のある部分を油で調理する、
無駄なく、身体にいい一品。

フードロス削減、節約にもつながる、サステナブルな
調理でもあります。

理屈よりも、ご飯のおかずになる美味しいお惣菜です。
ただ、かぼちゃの皮だけだと、量が少ないことも…
今回は、かぼちゃの皮に にんじんを加えて作りました。
(もちろん、かぼちゃの皮だけでもOK。
 かぼちゃの皮の量に応じて、にんじんの量を調節してください)

かぼちゃの皮は、少し厚めに切ると、緑とオレンジの色合いがよくて、
仕上がりも美味しそうに見えます。
お弁当の一品にもぴったり。

IMG_0412_

ごま油風味に甘辛い味付けは、冷めても美味しく、
ご飯によく合います。
是非作ってみてください。

◆ かぼちゃの皮のきんぴら

pump

【材料】
・かぼちゃの皮 約70g(1/8個分)
・にんじん 約70g(1/2本)
・塩 少々
・ごま油 大さじ1
・みりん・酒・醤油 各大さじ1
・黒炒りごま 大さじ1

【作り方】
1.かぼちゃは皮を厚めに切り、2~3ミリ巾の細切りにする。
 にんじんはやや細めの細切りにする。
2.フライパンにごま油を入れて熱し1を入れる。塩少々をふりかけ炒め
 全体に油が回ると、みりんと酒を加え混ぜ、アルコール分がとぶと、
 醤油も加える。
3.全体にからめて味をととのえ、器に盛って黒炒りごまを散らす。

※ お箸で触りすぎるとかぼちゃが崩れやすいので、フライパンを揺すりながら、
 時々混ぜて炒める。

【今回使用したのはコチラ】

白ごま油275
(白)ごま油 













いり黒
炒りごま(黒)









人気ブログランキングへ

かぼちゃの一口ごまドーナツ

日に日に秋の深まりを感じる今日この頃。
京都市内のあちこちで10月半ばからキンモクセイが満開、
甘く漂う芳香、可憐で小さなオレンジ色の花で、
目を、鼻を楽しませてくれています。

kimm

キンモクセイ(金木犀)という名は、
この前のNHK朝の連続ドラマの主人公のモデルだった植物学者、
牧野富太郎先生が命名されたそうです。

その香りが秋を告げる便りのようなキンモクセイは、
春に咲くジンチョウゲ、夏のクチナシとともに
「三大香木」とされています。

いずれも個性的なかぐわしい香りですね。
ちなみに、キンモクセイに名前も外見もそっくりのギンモクセイ
(銀木犀)ご存じでしょうか。
あまり見かけませんが、キンモクセイの色違いのような花です。

ginnm

















黄色味を帯びた白い花は、キンモクセイほど密に花をつけず、
甘い香りはキンモクセイよりも穏やかで控えめ。
個人的には、ギンモクセイの方が好きです。

さておき、
キンモクセイの花のこの時期には、同じようなオレンジ色を持つ野菜、
かぼちゃが注目を集めます。
10月の行事、ハロウィーンが近づき、かぼちゃの料理やスイーツが
店頭やネットをにぎわせていますね。

きょうは、かぼちゃを使ったドーナツを作ってみました。

pumpd

かぼちゃのやさしい甘味に、周りのごまが香ばしく、
かぼちゃ効果でちょっとモチッと食感の
素朴なおいしさのドーナツ。

白ごまねりねりとシナモンのアクセントで風味がいいです。
周りにごまをまぶすと、香ばしいだけでなく、
生地が扱いやすくなります。もちろん栄養価もアップ!
エキストラバージンごま油で揚げると、素材の味をいかし、
からっと油っぽくなく仕上がり、軽い口あたりです。

市販のホットケーキミックスを使ってもできるのですが、
今回は、自家製のホットケーキミックスで作りました。
自家製とはいっても、粉類をポリ袋に入れて振り混ぜるだけ。
粗糖やきび砂糖などヘルシーなお好みの砂糖で作れるのが
嬉しいです。

かぼちゃは皮を入れてもいいのですが、今回は口当たりのいいように
皮を切り落としてオレンジ色の部分のみを使っています。
もったいないので、皮はおみそ汁の具などに使ってくださいね。
次回は、皮をつかった一品をご紹介予定です。

さておき、おやつや軽食にぴったりのかぼちゃの一口ごまドーナツ、
かぼちゃが美味しいこの時期に是非作ってみてください。

doh


◆ かぼちゃの一口ごまドーナツ
【材料】(12~15個分)
・かぼちゃ 正味120g
・卵 大1/2コ
・白ごまねりねり(白練りごま)小さじ1
・シナモン 少々
A【薄力粉 70g、ベーキングパウダー 小さじ3/4、砂糖 20g、塩 少々】
・白炒りごま 大さじ4
・黒炒りごま 大さじ2

・エキストラバージンごま油 適宜

【作り方】
① かぼちゃをざく切りにして、水で濡らして耐熱容器に並べてラップをかけ、
 電子レンジでやわらかくなるまで加熱する。
(2分~2分30秒くらい。竹串がすっとやわらかくささるくらい)

② ①のかぼちゃをマッシャーなどでつぶす。
pum          








 ごまねりねりを混ぜ、卵も加えてよく混ぜる。

③ Aをポリ袋に入れて空気を入れて口をしっかり閉じて、
 振ってまんべんなく混ぜる。
mix








 シナモンも加え混ぜる。

④ ②に③を入れて、練らないように粉っぽさがなくなるまで混ぜて
 生地をひとまとめにする。

⑤ バット等に炒りごまを散らして、その上に④の生地をスプーンで落とし、
 周りにごまをまぶす。(直径3㎝くらい。大きさもまぶし方もアバウトでOK)
sesam











⑥ エキストラバージンごま油を170℃くらいに熱し、
 ⑤をそっと入れて揚げる。色づくと返して合計3分ほど。


※ かぼちゃは、1/8コで約200g → 種とワタを取ると約180g → 皮を切り落とすと約120g

※ 炒りごまは扱いやすいように少し多めの量です。

※ ホットケーキミックスを使う場合は、Aと置き換えてください(約90g分)

※ ベーキングパウダーを入れないと、破裂する可能性があるので、必ず加えてください。(ホットケーキミックスには含まれているので大丈夫です)

【今回使用したのはコチラ】
エキストラバージンごま油





ねり白150
白ごまねりねり(白練りごま)






 
いり白
炒りごま(白)





いり黒
炒りごま(黒)





人気ブログランキングへ

月別アーカイブ
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ