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今日(京)のおばんざい、なぁに。

へんこ山田のスタッフ【ごまりこ】が綴るブログ。
京都に生まれ育って○十年。 (京都弁と大阪弁のバイリンガル?)
小さい頃から、当たり前のように身近にあった 食卓のおばんざい(日常のおかず)や食習慣、 そして風習…そんな京都(ならでは)のひとこまを 大切に残していきたいなぁ~と思う今日この頃です。
日々の暮らしの中、京都のいろいろ、旬、風物、行事、等など、 「食」をからめて、つづっていきたいです。

2012年08月

ミラクル!な実験

この赤い実、
ご存じでしょうか?
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ミラクル・フルーツ とか ミラクルベリー とか呼ばれています。
西アフリカ原産のこの果実、
ミラクル=奇跡! と呼ばれるだけあって
ビックリするような働きがあるのです。

この果実を食べた後、
酸っぱい物を食べると、甘く感じる! というのです。

前に聞いたことはあったのですが、
実際にミラクル・フルーツを見たのは初めて。

よし! 試してみよう!
食卓は実験室♪

まず、このミラクルフルーツの大きさですが、
横にプチトマトを置いてみました。
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色はプチトマトより少し紅色がかっていて
大きさは、ピーナッツ位の大きさです。

味は、ほんのり甘味があり、なかなか美味しい実でしたが
食べられるところは、ほんのわずか…ほとんどが種です。

舌の上を転がすように舐めながら食べて種を出してから、
いよいよ酸味のあるものを食べます。

まずはレモン。
一口かじって、驚愕!
めちゃくちゃ甘い!

次はプレーンヨーグルト。
こちらは、まるで、加糖ヨーグルト!

それから酸っぱめのプチトマト、
甘~~い、まるでフルーツトマト!

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この前作った胡麻だれ(甘くないいちじくの時の胡麻だれ)をかけて、
きゅうりも一緒にサラダ風にしてみましたが、
トマトは甘いし、酸味のある胡麻だれも甘い!…
サラダという感じではありません。。。

最後にお酢を、そのまま飲んでみました。
…甘い!…ツンとくるのですが、甘い。。。

ただ、甘いけれど、美味しい、というのとは違って
不自然な甘さで、ツンとくる…という感じです。

この甘あま現象、2時間ほど持続しました。
尤も、酸っぱいもの以外には反応しないようで、
酸味を含まないものの味は変わらず…でした。

ほんとに、ミラクルな2時間…。
ですが、私のような酸っぱい味大好き!な人間にはもったいないです。

糖尿病など、糖分を制限しなければならない人の食事療法として
使えるのかな?
甘い味が欲しい時に、砂糖を使わず、酸味のある味にすれば
甘味を感じられる…あと甘い物がたべたいけれど、ダイエットが
必要な人にもいいのかもしれません。

さて、胡麻だれですが、
実験用にさらにお酢を加え、酸っぱくなりすぎたので
ねりごまや醤油を加えて、味を調えました。

胡麻だれ、かなり大量になったので、
こんな一皿、作ってみました。
IMG_5879___

じゃがいもと玉ねぎをジャーマンポテト風に炒めたところを
胡麻だれでからめたものです。

ごまの香りと香ばしさ効いた
和風ジャーマンポテト、といった感じです。
(和風でジャーマン(ドイツ風)とは、おかしいのですが。。。)


◆ ジャーマンポテト~胡麻だれ風味
【材料】(約4人分)
    じゃがいも 3個、 玉ねぎ 小1個、 ちくわ2本
    A【白ねりごま 大さじ2、 白いりごま 大さじ1、 ごま油・砂糖 各少々
     白みそ 小さじ1~2、 うす口醤油 大さじ1、 酢 大さじ1弱
     だし 適宜】    塩こしょう 各少々、  
     ごま油 大さじ1~2、 スプラウト 適宜

【作り方】① 玉ねぎは薄切りにし、ちくわは輪切りにする。
      ② じゃがいもは電子レンジ加熱して、約8mm幅に
       切っておく。
      ③ フライパンにごま油を入れ、玉ねぎをしんなりするまで炒め
        一端取りだしておく。
      ④ ごま油を足し、じゃがいもとちくわを炒め、かるく焼け目がつくと
        ③の玉ねぎを加え、塩こしょうをし、胡麻だれをまわしかけて
        さっと焼く。
      ⑤ 器に盛り、スプラウトを散らす。

甘くない いちじく

まだまだ残暑が厳しいです。
が、だんだんと日の落ちる時間がはやくなっていき、
虫の声が寂しげになっていき…
夏の終わりが近づいているのを感じる
今日この頃です。

夏の終わりといえば、こちらもそう。
果物売り場では、ふと気がつけばいつのまにか
いちじくがたくさん並ぶようになりました。

fig3_a

今年の初物~♪ と嬉しくなって、
早速買って帰ったのですが、
それが 少々残念ないちじくでした。

味がうすいというか、甘味がほのか過ぎ、というか。
あっさりといえばあっさり。

生で食べるより、コンポートにした方がいいかしら?
そういえば、確か昨年、いちじくの赤ワイン煮を
ここで紹介したのを思い出しました。
   ↓
いちじくの花(いちじくにまつわる話も少々…)

早速ワイン煮を作ろうと思ったところ、突然、
一昔前に食した、いちじくの記憶が…。

…ずっと前、どこか和食のお店で、胡麻風味でさっと
煮たような惣菜風のいちじくを美味しく食べたことが
蘇ってきました。

せっかく(?)甘くないいちじくが当たったのだから、
いちじくを野菜扱いして、サラダっぽくしてみよう~♪
と、路線変更。

いちじくと胡麻。
意外な取り合わせのようで意外でない!?

こちら、「いちじくの胡麻だれかけ」です。
figfig

いちじくは切るだけ。
胡麻だれは混ぜるだけ。
…という火が要らない(時間も手間もほとんど要らない)
お手軽な一皿。

プチプチした食感と、ほのかないちじく特有の風味とが
胡麻の香りとなかなかなかなか相性がいいです。
シンプルなだけに、それぞれの味がしっかり味わえます。
(お好みで、甘いいちじくと合わせるのもいいかもしれません♪)

さて、
前にはふれていなかった、いちじくの栄養についてです。

いちじくは、意外に(と言えば、いちじくに失礼でしょうか…)
栄養価、薬効が高い果物です。

食物繊維が豊富で腸の働きを活発にし、便秘改善効果が期待でき、
タンパク質分解酵素が含まれるので、消化が促進されます。
また、お酒を飲んだ後に食べると、二日酔いになりにくいとか。
カリウムなどミネラルも色々含まれていて、高血圧予防や
免疫力を高める作用もある 頼もしい果物のようです。

夏の疲れが出やすい時期に
胃腸など体をサポートしてくれる嬉しい働きのいちじく、
いろんな食べ方をお楽しみください。


◆ いちじくの胡麻だれかけ
【材料】(約4人分)
  いちじく 4個、 レモン汁 少々、 スプラウト(ベビーリーフなど青み) 適宜
  A【白ねりごま 大さじ2、 白いりごま 大さじ1、 ごま油・砂糖 各少々
    白みそ 小さじ1~2、 うす口醤油 大さじ1、 酢 大さじ1~2
    だし 適宜】
【作り方】
  ① いちじくは、皮をむいて縦十字に4つ切りにし、レモン汁をふっておく。
  ② Aの材料をよく混ぜて、とろりと仕上がるように だしの量で調整する。
  ③ スプラウトといちじくを器に盛り、上から②の胡麻だれをかける。

※ こちらでは、いちじくを一切れずつ、スプラウトと盛り付けましたが、
他にも、ルッコラ、水菜、レタス、サラダ菜、クレソンなどお好みの野菜を
いろいろ盛り合わせたところに いちじくを散らし、胡麻だれをたっぷり
かけてみても…。

※ 胡麻だれは、作りやすい分量で、少し多めです。
残りはサラダのほか、和え物などにどうぞ。

京都のお盆

お盆。
その風習は、地方によって、それぞれ特色があり、
様式は色々です。

京都では、おしょらいさん(お精霊さん)と呼ばれていて、
ご先祖を偲ぶ、八月の大切な行事です。

まず、お迎えする日、
十三日に、お仏壇にお花や野菜、果物、お菓子を
お供えします。
大きな蓮の葉っぱの上にのせてお供えし、お迎えするのです。
お迎え団子をお供えするところもあります。

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そして、十六日にお送りするまで、
ご先祖が生前好まれた精進の料理をお供えしたり…
それぞれのおうちにによって、色々だと思います。

本来は、その間、お供えだけでなく、家族の食事も
精進にするようですが、最近、実際そうしている家庭は
少なくなっているようです。

我が家では、十六日の朝、あらめと油揚げのたいたん(煮物)
を作るのが定番化しています。

あらめ と言っても、最近では、
食べない、見たことない、 知らない・・・
という声もままあります。

コンブ科の海藻で、ざっくりした歯ごたえが魅力。
海の栄養を含んだ、ヘルシーな食材です。

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ちなみに、京の食習慣では、
八日のあらめ、と言って、
八のつく日(8日、18日、28日)には、あらめの煮物をいただいた
ようです。
(末広がりの八の日に芽(め)がでるように、と願う気持ちから)。

あらめをお供えして、おしょらいさんもおしまい。

夜、五山の送り火が灯されるのを眺め、
両手を合わせて、おしょらいさんの無事帰還と
来年までの家族の無病息災をお願いします。

大文字が終わっても、まだまだ暑さは続くのですが、
夏が終わったような心持ちになるのです。。

◆ あらめと油揚げの煮物
  (あらめとお揚げのたいたん)
【材料】(約4人分)
     乾燥あらめ 20~25g、 ごま油大さじ1~2、 
     油揚げ 1枚、 干しいたけ 2枚。、 
     昆布と干しいたけの戻し汁 1カップ、  酒 大さじ2、
     濃口醤油 大さじ1/2、 うす口醤油・砂糖 各大さじ1
【作り方】
     ① あらめは水に浸けて戻し、しっかり水分を切る。
     ② 油揚げを短冊切りに、もどしたしいたけは細切りにする。
     ③ 鍋にごま油を熱し、あらめをさっと炒めます。しいたけも炒める。
     ④ 戻し汁、調味料を入れ、、油揚げも加えて汁気がなくなるまで煮る。

※ 精進ですが、ごま油で炒めているので、コクがあります。
※ にんじんの細切りなど加えると彩りがきれいです。
※ 精進にする必要がない時は、かつおの出し汁にしたり、
  ちくわなど練り物を入れるのもいいです。

立秋

残暑お見舞い申し上げます。

ちょっとフライング…。
今年は、今日8月7日が立秋なので、
明日8日からのご挨拶が、
暑中お見舞い ではなく、残暑お見舞い
になります。

「立秋」
立秋とは名ばかり、などとよく言いますが、
本当に名ばかりです。

秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる

古今和歌集にある好きな歌。
立秋の日に詠まれたと伝えられています。

…秋が来たとはっきりと見えるわけではないけれど、
  吹いている風の音に、もう秋が来たとおどろかれることよ。

平安時代の日本の八月初旬は、今よりもっと涼しかったことでしょう。

―今日も蒸し暑くて、秋の気配は感じられません。。。
猛暑日(最高気温が35℃以上の日)が続いていますが、
猛暑日という言葉が使われるようになったのが、5年前から。

夏がどんどん暑くなっているようです。
暑い夜、食欲が落ちている時に、こんな献立はいかがでしょうか。

「酢鮭」…スザケ
文字だけ見てるとナンジャラホイ?という感じですが、
酢豚の鮭版です。

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酸味が食欲をそそり、ごま油で風味よく、コクのある味。
鮭と夏野菜が疲れた体に元気をチャージ!

鮭には、たんぱく質、DHA、タウリン、そして、
その赤い身特有の抗酸化力のあるアスタキチンサンが豊富です。
ビタミン類も多く含まれ、
ビタミンB1は疲労感や食欲不振に効き、夏の疲れを和らげ、
ビタミンB2は、胃腸や消化器系の働きをよくします。

あっさり系に傾きがちな夏の食卓、
ボリュームあるこんな一皿を加えて
「残暑」を元気に乗り切ってください。

◆ 酢鮭
【材料】(約4人分)
    生鮭 4切、塩・こしょう・片栗粉 各適宜、ごま油 大さじ3強
    玉ねぎ 1個、 にんじん 1/2本、 筍水煮 小1本、
    生しいたけ 2枚、 (万願寺)とうがらし 3本、
    カラーピーマン(赤・黄など)1個、 生姜 1かけ
    A【砂糖・うす口・濃口醤油・(紹興)酒 各大さじ1
      ガラスープ 180㏄、 塩 少々】 酢 大さじ2
    水どき片栗粉 大さじ3

【作り方】
     ① 鮭は一口大に切り、塩こしょうをふり、片栗粉をまぶす。
       フライパンにごま油大さじ1.5を熱し、鮭を両面焼いて
       一旦取り出す。
     ② フライパンに生姜のせん切り、ごま油大さじ1.5を入れ、
       玉ねぎ(クシ切り)、にんじん・とうがらし・ピーマン(短冊切り)
       筍(薄切り)、生しいたけ(そぎ切り)を順に炒める。
     ③ Aを回し入れ、煮立つと酢を加え、味をととのえる。
       水溶き片栗粉を加え混ぜてとろみをつけ、①の鮭を
       戻しいれ、火を止め、ごま油少々を混ぜ、器に盛る。

    
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