六月も今日で終わり、
夏越の祓(なごしのはらい)の神事の日です。
「夏越の祓」
「水無月の祓」とも呼ばれ、一年の折り返しにあたる六月三十日に、
半年の穢れや罪を祓い、残り半年の無病息災を祈願する行事です。
夏越の祓では多くの神社で
茅の輪くぐり(ちのわくぐり)が行われます。
茅(チガヤ)でできた大きな輪をくぐって
厄除け、無病息災を祈願する風情のある伝統行事です。
こちらは松尾大社の大きな茅の輪です。
6月28日から30日までが、茅の輪くぐりができる期間。
この写真を撮ったのは27日、
しつらえてあったのですが、残念ながらくぐることが出来ませんでした。
こちらは、京都駅近く文子天満宮のやや小ぶりの茅の輪。
こちらは、はやくからしつらえてあり、くぐることができます。
神社によって、20日頃から茅の輪をくぐれるところ、
30日だけのところ、7月1日までのところ、様々の
ようです。
茅の輪の大きさや色や太さも神社によって いろいろ。
そして、たいていの神社では30日に夏越大祓の行事が
執り行われています。
この「茅の輪くぐり」の起源をひもとくと…
昔むかし、スサノオノミコトが旅の途中、一夜の宿を借りようと、
蘇民将来・巨旦将来という兄弟に頼みました。
裕福だった弟(巨旦)は断ったけれど、貧しい兄(蘇民)は
スサノオを招いて、粗末ながら精一杯のもてなしをしました。
後に再訪したスサノオは、兄の蘇民一家に「茅の輪」を授けられ、
そのおかげで、疫病が流行したときに 蘇民一家だけが
無事で災難をまぬがれることが出来たそうです。
それから、茅の輪は疫病退散、無病患災のシンボルとなったとか。
さて、六月三十日といえば、京都で「水無月」という和菓子を食する日。
半年、無事に過ごせたことを感謝し、暑気払いと厄除けを祈願して、
いただくのです。
上にのった小豆は魔除けの意味、
三角の形は暑気を払う氷を表している
といわれています。
この和菓子の水無月を模して、
簡単にできる胡麻豆腐に似たものを作ってみました。
わらび餅粉を使って、わらび餅をつくる手軽な手順です。
もちっとした食感、胡麻の風味、是非おためしください。
◆水無月豆腐
【材料】(卵豆腐の型1台分〈15×13.5cm〉)
白練りごま 40g、 わらび餅粉 50g、
豆乳 400cc、 うす口醤油・みりん・塩・砂糖 各少々
黒豆水煮 約30粒、
たれ【 だし 50cc、みりん・醤油 各大さじ1、酒 小さじ2】
【作り方】
1.鍋に、たれ以外の材料を全部入れて ひと混ぜして
中火にかけ、木べらでよく練る。
2. とろみが出ると、火を弱めてしっかり混ぜて、まとまって
鍋肌から離れやすくなると火をとめる。
3. 水でぬらした型に 黒豆をちらし、その上に②を流し入れ
冷やし固める。
4.3を切り分け、たれの材料をさっと煮立てて冷ましたもの
をかけ、わさびを添えていただきます。
※ 上にのせるのは、小豆の水煮、金時豆の水煮など、
お好みの豆でどうぞ。
【今回使用したのはコチラ】
白練りごま
人気ブログランキングへ
夏越の祓(なごしのはらい)の神事の日です。
「夏越の祓」
「水無月の祓」とも呼ばれ、一年の折り返しにあたる六月三十日に、
半年の穢れや罪を祓い、残り半年の無病息災を祈願する行事です。
夏越の祓では多くの神社で
茅の輪くぐり(ちのわくぐり)が行われます。
茅(チガヤ)でできた大きな輪をくぐって
厄除け、無病息災を祈願する風情のある伝統行事です。
こちらは松尾大社の大きな茅の輪です。
6月28日から30日までが、茅の輪くぐりができる期間。
この写真を撮ったのは27日、
しつらえてあったのですが、残念ながらくぐることが出来ませんでした。
こちらは、京都駅近く文子天満宮のやや小ぶりの茅の輪。
こちらは、はやくからしつらえてあり、くぐることができます。
神社によって、20日頃から茅の輪をくぐれるところ、
30日だけのところ、7月1日までのところ、様々の
ようです。
茅の輪の大きさや色や太さも神社によって いろいろ。
そして、たいていの神社では30日に夏越大祓の行事が
執り行われています。
この「茅の輪くぐり」の起源をひもとくと…
昔むかし、スサノオノミコトが旅の途中、一夜の宿を借りようと、
蘇民将来・巨旦将来という兄弟に頼みました。
裕福だった弟(巨旦)は断ったけれど、貧しい兄(蘇民)は
スサノオを招いて、粗末ながら精一杯のもてなしをしました。
後に再訪したスサノオは、兄の蘇民一家に「茅の輪」を授けられ、
そのおかげで、疫病が流行したときに 蘇民一家だけが
無事で災難をまぬがれることが出来たそうです。
それから、茅の輪は疫病退散、無病患災のシンボルとなったとか。
さて、六月三十日といえば、京都で「水無月」という和菓子を食する日。
半年、無事に過ごせたことを感謝し、暑気払いと厄除けを祈願して、
いただくのです。
上にのった小豆は魔除けの意味、
三角の形は暑気を払う氷を表している
といわれています。
この和菓子の水無月を模して、
簡単にできる胡麻豆腐に似たものを作ってみました。
わらび餅粉を使って、わらび餅をつくる手軽な手順です。
もちっとした食感、胡麻の風味、是非おためしください。
◆水無月豆腐
【材料】(卵豆腐の型1台分〈15×13.5cm〉)
白練りごま 40g、 わらび餅粉 50g、
豆乳 400cc、 うす口醤油・みりん・塩・砂糖 各少々
黒豆水煮 約30粒、
たれ【 だし 50cc、みりん・醤油 各大さじ1、酒 小さじ2】
【作り方】
1.鍋に、たれ以外の材料を全部入れて ひと混ぜして
中火にかけ、木べらでよく練る。
2. とろみが出ると、火を弱めてしっかり混ぜて、まとまって
鍋肌から離れやすくなると火をとめる。
3. 水でぬらした型に 黒豆をちらし、その上に②を流し入れ
冷やし固める。
4.3を切り分け、たれの材料をさっと煮立てて冷ましたもの
をかけ、わさびを添えていただきます。
※ 上にのせるのは、小豆の水煮、金時豆の水煮など、
お好みの豆でどうぞ。
【今回使用したのはコチラ】
白練りごま
人気ブログランキングへ