今が旬の果物、いちじく。

漢字では「無花果」と書きます。
花が咲かないのに実がつくように見えることが
由来だそうです。

実際は、花が咲かないのではなく、見えないだけだとか。
見えない?
どういうことかというと…

実の中にたくさん詰まっている、つぶつぶ、
あれが花だそうです。

ということは、実の中にものすごい数の小さな小さな花が、
全く目立つこともなく、ひそやかに咲いていたのです。

あのつぶつぶした独特の食感が好きなのですが、
あれが花だったとは・・・衝撃の事実です?!

ちなみに、不老長寿の果物とも呼ばれ、
歴史は古く、紀元前3000年頃?
果実の中でも最も古いもののひとつだとか。
アダムとイヴが腰に巻いていたのが、
このいちじくの葉…。

なにやら花も実も木も神秘的~。

ウンチクはこれくらいにして…
「いただきます!」

…生食でそのまま楽しんだ後は
赤ワイン煮にしました。
(生のいちじくが苦手な方、いかがでしょう!?)
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いちじくの風味と赤ワインの香りがあいまって
生とはまたひと味違った美味しさ。

煮汁がかなり残ったので、今度はそれをゼリーに、
実ごと閉じ込めます。IMG_2143
冷たいフルフルのゼリー♪ 
赤ワイン煮だと、こんな深いワイン色に。
白ワインで煮ると、ほんのり淡い桃色のゼリーになります。

お好みで、プレーンヨーグルトを添えても。IMG_2151

いちじくは、奥深い果実です。。。


◆ いちじくの赤ワイン煮
【材料】(約4~6人分)
  いちじく 6個くらい、 
  A【赤ワイン 250cc、 砂糖(三温糖) 50g、 レモン汁 大さじ1
    シナモンスティック 1/2本、 クローブ・粒コショウ 各3粒ずつ】 

【作り方】
  ① いちじくは、きれいに洗う。(皮が気になる人は、むいておく)
  ② Aの材料を鍋(ホーロー)に入れて、煮たてて、①を入れ、
    クッキングペーパーを落とし蓋代わりにのせて、
    中弱火で、10分ほど煮る。
  ③ そのまま冷まして、冷蔵庫で冷やしていただく。

※ ゼリーにする時は、最後に残った煮汁を320ccに、
   ゼラチン5gを水大さじ2でしとらせ、レンジで煮溶かしたものを混ぜて、
   器に、たいた実とともに入れて、冷やし固める。

※  シナモン、クローブ、粒コショウは、お好みで。
   なくても、いずれか一つでも…
   
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