松茸。
律儀に「まつたけ」と呼ばずに「まったけ」と
呼んでいますが、これは関西だけでしょうか。

「まったけ」という方が、何やら親しみやすい響きですが、
お値段は高く、決して親しみやすい存在ではないのです…

こちら国産のまったけ…いただきものです。
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かつて京都では丹波地方でまったけがよく採れ、
母が子どものころなど(昭和10年台)
ふんだんに食していた…と聞きます。

なんでも、京都での生産量は戦前の最盛期から比べると
今は100分の1以下のよう…

激減の原因の一つは、アカマツの減少だそうです。
戦後、たくさん植えられた杉で、花粉症患者が増大している
事を考えると、逆にできなかったものか…などと思ってしまいます。

さて、写真の貴重な国産まったけ、焼いてから手でさいて、
おすまし に入れました。
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香りが命のまったけは、あまり手を入れず、自然の風味を生かして
仕上げるのがいいようです。

さて、まったけが「きのこの王様」ならば、しいたけは「きのこの大将」
とでも言えそうな庶民的なきのこ。
栄養価、という点では、きのこの中で王者級!
ビタミン群やミネラルが豊富なようです。

今日のレシピは「生しいたけの海老づめ」
SIITAKE

生しいたけは、調理する前に1時間ほど、カサの裏を上に日光に当てると
しいたけの成分がビタミンDに変化し、カルシウムの吸収をよくすると同時に
旨味が増すのです♪

と書きつつ、いつも大慌てでご飯の支度をしているので、なかなかそうする
余裕がありません。
秋のきのこの時季に、是非一度試してみたいです♪



◆生しいたけの海老づめ
【材料】(約4人分)
   生しいたけ 8枚、 海老 6~8尾、 片栗粉 大さじ2、  酒 小さじ1
   醤油 大さじ1/2、 塩・こしょう・酒 各少々、 白ねぎ 10cm、 生姜 1片
   白すりごま 大さじ1、  ごま油 適宜

【作り方】① 海老は殻と背ワタをとり、かるく塩・こしょう・酒をふり、粗く切る。
        しいたけはいしづきの部分を粗みじん切りにしておく。
      ② ねぎ・しょうがをあわせてみじん切りににし、①の海老を混ぜ叩く。
       ①のいしづきも加えて、さらに包丁で叩いてミンチ状にする。
      ④ すりごま、酒、醤油を加えてねり、片栗粉も混ぜておく。
      ⑤ ②の傘に片栗粉をうすくしき、④の生地を詰めて形を整える。
      ⑥ ごま油を熱したフライパンで両面こんがりと焼く。