今日は時代祭。
本来は、10月22日のところ、順延で23日の開催となりました。

時代祭は、京都三大祭りの一つですが、
祇園祭、葵祭に比べると歴史が浅いお祭りです。

平安遷都1100年を記念して1895(明治28)年に始まり、
今年は107回目だそうです。

維新勤王隊を先頭に、各時代の行列。目をひくのは
婦人列の、優雅な十二単の姿でしょうか。

…などと書いておりますが、長らく時代祭を観に行ったことがありません。
あとから、ニュースや新聞の報道を見ている近年。

そういえば、10年ほど前、その日が時代祭だということ、
すっかり忘れて市内を歩いていたら、
突然、横断歩道で、馬をひいた平安装束の方々が前を横切られ、
面食らったことがありました。

10月の京都は、お祭りがいろいろ…
本来の時代祭りがある22日夜は、
鞍馬の火祭りがあります。こちらは京都三大奇祭の一つ。
ほかにも、御香宮神社の神幸祭、壬生寺の念仏狂言などなど
ほとんど毎日のように、どこかの寺社で何かのお祭りや行事があります。

お米の国、日本では、秋の収穫の時季にお祭りをして
自然や神様に感謝する秋のお祭りが多いのでしょうか。

さて、お祭りのご馳走というと、まず お寿司!?
時代祭りの今日の我が家は、お稲荷さんでした。

お稲荷さんとは、稲荷寿司。
またの名、きつね寿司。しのだ寿司。
(お寿司の中で一番呼び名が多い?!)

久しぶりに、お揚げも中身も全部手作り。
お稲荷さんは、それぞれのお宅の「家の味」あり。
(甘め、あっさりめ、酸っぱめ…等など)

うちの味は、お揚げさんは、甘~く煮て、
酢飯は酸っぱ~く、
詰めてから時間をおくと
おあげさんと寿司めしが相まって、絶妙の味に!?
なる筈です。

お揚げさんは、あっと驚くほど甘甘に炊きました。
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寿司飯は、酸っぱあっさり。薄味に炊いたにんじん、れんこん、
そして香ばしく炒った黒ごまを混んで
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揚げにつめます。
三角に切ったお揚げさんのもの(奥)と、
四角く切ったお揚げさんのもの(手前)。
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三角のは関西風で、きつねの耳を摸したもの
(…お揚げさんといえば、きつね♪)
四角のは関東風で、米俵をあらわしたもの。

そういえば、子供の頃は、きつねの三角ばかりでした。
三角は関西やったんですね…
米俵にも縁がありますようにと、両方製作。

いっぱい作ったので、明日朝食は、残りのお稲荷さん。

出来たてを味見したら、今一つ、味がなじんでおらず
晩ご飯時 3~4時間後、うむうむ

さて、約15時間後は、どんな味になっていることやら…


◆お稲荷さん(稲荷寿し)
【材料】(約4人分)
    すし揚げ 12枚、 A【酒・みりん 各大さじ1、 だし 2カップ、
    砂糖 120g、 うす口醤油・濃口醤油 各大さじ2】
    米 3合、 昆布 適宜(5cm角くらい)、 酢 110cc、 塩 小さじ1
    (金時)にんじん・れんこん 各80g、 だし・塩 適宜
    黒炒りごま 大さじ4

【作り方】① 揚げは、熱湯をくぐらせ、水気を切り半分に切る。
        鍋(またはフライパン)にAを入れて、煮立つと揚げを入れ
        落し蓋をして中火で汁気がなくなるまで煮て、冷ましておく。
      ② にんじんとレンコンは薄切りにしてから粗く刻み、
        だしと塩で歯ごたえを残す程度のやわらかさに煮ておく。
      ③ 米を、昆布とともにやや固めの水加減で炊き、酢と塩を混ぜた
        寿し酢を混ぜ、黒ごまと②も加えて切るようによく混ぜ合わす。 
      ④ ①の炊いた揚げの汁気をとり、③のご飯を軽く握ってつめる。

※ だしは、昆布をつけた水でもOK。
※ 揚げを炊く砂糖の量は、お好みで減らしてください。
ただ、酢飯に、砂糖を入れないので、揚げの甘さと
      作用しあって、うまみがかもし出されます。
      作ってから、3~4時間以上経過してからが食べ頃です。