好きな和食は何か?
というと、必ず上位にくるものの一つが
天ぷらでしょう!

日本料理の代表格のようですが、
実は、日本古来のものではなく、
ポルトガルから伝わった南蛮料理だと言われています。

漢字で書くと「天麩羅」。
天麩羅…天ぷらよりも、改まった感があり、
家で揚げたものではなく、お店でいただく、ちょっと高級な
イメージがあるように思います。

昔は…というと、江戸時代の天ぷらは、屋台で売られていた
庶民的な食べ物だったようです。

今は…というと、
最近、家庭で天ぷらを作らなくなっている、と聞きます。
そういえば、子どもの頃を思い出すに(昭和の食卓)
晩ごはんが天ぷら! という日が、今よりずっと多かったです。
周りの友達に聞いても、然り…。


たしかに、昨今、買い物にいけば、スーパーのお総菜コーナーでは、
いろんな天ぷらが手軽に買えます。
家で揚げものをすると面倒…などという声もあります。

それもそうですが、
天ぷらの醍醐味は、揚げたてをいただくこと。
そして、
地元で採れた安心で新鮮な野菜と使って、
家で揚げる天ぷらは、とても魅力的です。
天ぷら大好きの我が家、
家庭ならでは のちょっとした贅沢、ごま油で天ぷらを揚げてみました。

100%ごま油の天ぷらは、ごまりこ家 初登場です。

tempura

さつま芋。舞茸。
それから、
ごぼうとにんじんのかき揚げ。

作る役得!とばかりに、揚げたてをけっこう大量に
つまみ食いをする私…

子どもたちには、いつもの天ぷらより美味しいと大好評でした。
これは、ごま油効果!
天ぷらの香りと風味がよくて、何より、野菜の持ち味が生きて
野菜のおいしさ、甘さが際立って感じられました。

いつもは、天つゆをほしがる子ども達も、
塩だけで満足の様子。
これぞ、ごま油効果♪

今まで、天ぷらを揚げるのは苦手意識があったのですが、
カラッと、なかなか上手に揚げられました。
これも、ごま油効果♪ でしょうか。

これから、天ぷらのリクエストが増えそうです!


◆ ごぼうとにんじんのかき揚げ
【材料】
    ごぼう 1本、 にんじん 小1本、 薄力粉 1カップ、 氷水 1カップ
    ごま油(へんこ白ごま油) 適宜、 塩 少々

【作り方】① ごぼうとにんじんは、マッチ棒くらいに切り、水分をふきとっておく。
      ② ①を一度に揚げる分だけ、ボールにとり、薄力粉を少々まぶす。
      ③ 薄力粉と氷水をさっくり混ぜて、粉が残っている状態で②に
       適量加えて、からめる。
      ④ 170℃に熱したごま油に、③を入れて、揚げる。
       
 ※ これは、卵なし、粉と水だけのシンプルな衣です。
    からっと揚げる工夫として、ベーキングパウダーや重曹を加える、
    あるいは、薄力粉に片栗粉を混ぜる、などあるようです。