ちょっと前に年が明けた…と思っていたら、
いつのまにやら、小寒も大寒も過ぎ、
睦月も最終日になっていました。

1月31日。
きょうは、京都の人にとっては(アラフォー以上の京都人)
思い入れのあるものに関わる日です。

1895年(明治28年)、
日本初の路面電車、京都市電、通称「チンチン電車」が開通した日
だそうです。
運行したのは、京都駅前-伏見間。

子どもの頃は、市内の移動手段として、バスよりも何よりも、
チンチン電車(市電)をよく利用していたので
「チンチン電車」と名前を聞いただけで、何やら、懐かしいものが
胸にこみ上げてきます。


さて、今日は、
我が家では、月末恒例のおからをたきました。

前にも書いたのですが、京都では、月末におからをいただく
食習慣があるのです。
(http://kyo-no-obanzai-na-ni.doorblog.jp/archives/2011-07.html#20110731)

おからは、「きらず」という別名がありますが、
これは、から(空)に通じるのを嫌って言った言葉のようです。
きらずを漢字であらわすと
「雪花菜」

おからとは別物のようです。
ともあれ、
「雪花菜」、今の季節にはふさわしい名前ですね。

今月の雪花菜は、中華風です。

131okara

◆ 中華風 おからのたいたん
【材料】(約4人分)
  おから 250g、 ごま油 大さじ3~4
  いか 小1ぱい、 にんじん 1/2本、 干しいたけ 4枚、 ちくわ 1本
  赤ピーマン1/2コ、 ピーマン(緑)1コ、 
  A [ ガラスープ(しいたけの戻し汁と合わせて)350cc、 砂糖大さじ1強、 
     オイスターソース 大さじ1弱、  塩 こしょう 少々] 
  (紹興)酒 大さじ1~2、 酢 少々
 
【作り方】
  ① 干しシイタケはもどして、細切りにする。
  ② にんじん、ちくわ、ピーマンは、それぞれ食べやすく切る。
  ③ いかは足を抜いてワタをとって洗い、胴は1cm幅の輪切りにし、
    足は吸盤をこそげて食べやすく切る。
  ④ 鍋にごま油(大さじ1強)を入れ熱し、にんじん、干しいたけ、ピーマンと
    順に加えて、炒め、しんなりしてきたら、ちくわ、いかも加え炒める。
  ⑤ おからを加え、ごま油をたして、なじませるように炒める。
    油が回ったら酒を入れ、Aを加えて、汁気が少なくなるまで煮て、    
    仕上げに酢とごま油を加え混ぜ、ひと煮して器に盛る。

※ 煮汁の量は、おからの水分量によって、加減してください。
※ お好みですが、しっとり汁気を残して仕上げるのが、お勧めです。
※ おや、よく見ると、材料にはない黒豆が写真に写っています。
  前日に使って、ちょっとだけ余った水煮を入れました。
  材料は、冷蔵庫にあり合わせのもので、作ってみたら、
  意外な組み合わせ、おいしさの発見があるかもしれません。。。