12月31日になりました。

1年最後の日。
大晦日、大つごもり、などと呼ばれる日です。

日本の大晦日、で連想するもの…
・ 紅白歌合戦 や ゆく年くる年などのテレビ番組
・ 年越し蕎麦
・ 除夜の鐘

何のテレビを見ようか…と楽しみにしていたのは子供のころ。
今は、お正月の準備で厨房でバタバタどたばた…しています…
要領のわるい私は、いつも年末になるほど、慌ただしくしています。。。

さて、
年越しそばを食べる習慣は、江戸時代中期からあったそうです。
「今年一年の災厄を断ち切る」(蕎麦は切れやすいので)
「細く長く生きられ、寿命や家運がのびる」(そばが細長いので)
等など、諸説あるようですが、全国的にかなり定着している食習慣です。

ちなみに、我が家の年越し蕎麦は、にしん蕎麦です。
京都では、多いようですが、関西以東では、海老の天ぷら蕎麦が多い、
と聞いたことがあります。

うちの地方では、こんなお蕎麦を食べる! というのがあれば、
また教えてくださいね。

それから、除夜の鐘。
この鐘の音を聞くと、過ぎ去った1年のことを思い起こしたり、
これからやってくる新しい年に思い馳せたり、
ちょっと改まった心持ちになります。

除夜の鐘が108回撞かれることは有名です。
人間の煩悩の数が108だから、と言われていますが、
ほかにも数珠の球の数も108ですし、
おもしろいところでは、野球のボールの縫い目の数も108です。

ところで・・・
私は、深夜、年賀状を書いていますが、お供に飲んでいるのが、
こちら、黒胡麻ココアです。
胡麻ココア

名前のまま、
練り黒ごまを混ぜ込んだココアですが、
こくがあって、身体があたたまって、深い味わいです。

横に見えているのは、お正月用の黒豆。
お味見しつつ、胡麻ココアのおとも。

今年は、いつもと違う作り方で煮たのですが、
口の中、舌でつぶれるほどやわらかくなりました。

どちらも作り方を下に書きます。

さてさて、
今年もこの「今日(京)のおばんざい、なぁに。」
お読みいただき、ありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願い申12し上げます。
皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。

◆黒胡麻ココア(1人分)
【材料】 純ココア スプーン2杯、 黒練りごま スプーン1杯、 牛乳(豆乳)120cc
     砂糖(好みの量)、 チョコレート(カカオ分の多いもの)1かけ、 
すり黒胡麻 適宜

【作り方】① ココアと練りごまを混ぜて、お湯少々で溶きのばす。
      ② 温めた牛乳(豆乳)を少しずつ加えて、溶きのばす。
      ③ カップに入れ、好みの砂糖を加え混ぜ、上から好みで
        すり胡麻をちらす。チョコレートを添えて。
      ※ 砂糖は、黒砂糖、キビ砂糖など好みのものを。
        (ここでは、黒豆の煮汁を使ってみました)

◆ やわらか黒豆煮
【材料】 黒豆 200g、 重曹 小さじ1/3、 黄ざらめ 1.5カップ
     濃口しょうゆ 少々

【作り方】① 黒豆は洗って、水につけて(豆の表面より5cmくらい
       上までつかるように)6時間ほどおく。
      ② 火にかけて、沸騰したらアクを摂り、弱火で煮る。
        (常に豆が煮汁につかっているようにする)
      ③ 6時間くらいして、豆がやわらか~くなると、そのまま冷ます。
      ④ ざらめは1カップのお湯で煮とかす。③の豆の汁を1カップ分混ぜて、
        そこへ豆を入れて、弱火でしばらく煮て、しょうゆを加えて火をとめる。