今日は二十四節気の 啓蟄(けいちつ)。
大地が温まり、冬眠していた虫たちが
目覚めて、土の中から這い出してくる時季、
と言われています。

ここ数日、寒が戻ってきたように、
寒さを感じる京都ですが、
あちこちで春が近づいてきた気配が漂っています。

木々が芽吹き、梅の花が見頃を迎え、
陽射しも暖かになり、日も長くなってきました。

食卓にも、春を感じる食材、
春が旬の食材、をのせたくなります。。。


「鹿尾菜」

さて、なんと読むでしょうか?
春が旬の食材です。
(とは言っても年中出回っていますが…)
季語も春。

「菜」がつきますが、野菜ではありません。
しいて言うと、海の野菜。
そう、海藻です。
通年出回っているのは、乾燥です。

正解は、ひじきです。
鹿尾菜という漢字をあてるのは、
「鹿には尾がなく、短い黒毛で、この海藻に似ている」
と『本朝食鑑』(江戸期の食に関する書物)にあるそうです。

それはさておき、
ひじきは、とても栄養価が高いです。
日本人に不足しがちなカルシウムと鉄、
それから食物繊維、現代人の健康に欠かせないものです。

ひじきは、油や酢と相性がいいです。
料理として、だけでなく、栄養的に、
カルシウムや鉄分の吸収率がよくなります。

煮物にすることが多いひじきですが、
油と酢を使って、ホットマリネにしてみました。
「ホット」は熱い、そして、辛い。(辛さはお好みに合わせて
出来立ての熱いのも、あるいは冷やしたものも、
どちらも、ご飯のおかずにぴったり、
トーストしたフランスパンにも合います。

春の一皿に、
是非、お試しください。

hijiki



◆ ひじきのホット・マリネ
【材料】(約4人分)
生ひじき (軽く)1カップ分(乾燥ひじきの場合 約20g)、 にんじん 1/2本
長ねぎ 1/2本  黄ピーマン (小)1コ、 青味(ルッコラ) 少々
ごま油 大さじ2~3  ごまスコ 少々
A【酢 大さじ2  うす口醤油・みりん 各大さじ1  塩・砂糖 各少々】

【作り方】 
  ① 生ひじきは洗ってザルにあげておく。
    (乾燥ひじきは、水に15分ほどつけて戻しザルにあげる)
  ② にんじん、黄ピーマンは、長ねぎは、細切りにする。
  ③ フライパンにごま油を入れ、①と②を炒める。
    火が通ると、Aを加えて全体にからめる。
  ④ 器に盛り、青味(ルッコラ)を添える。
    好みでごまスコをかけて、どうぞ。

※ 酢、砂糖の量を調節して、お好みの味加減にしてください。

【今回使用したのはコチラ】


白ごま油275
(白)ごま油





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ごまスコ






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