たけのこの季節の到来です。

竹かんむりに旬、と書く「筍」
その漢字は、一旬(=約10日間。上旬、中旬、下旬の旬です)で
「竹」に生長することに由来しているようです。

また、旬に美味しいものの代表格でもあります。

白くて、きめ細やかで、甘みがある採れたての筍。
旬の筍は、一年中ある 筍の水煮とは別物です。
あの風味と味と食感、ほのかなえぐみも含めて、
春ならではの、美味しさです。

今年は、筍が豊作だとか。
これから4月いっぱいはピーク、
いろいろな筍料理を楽しみたいものですね。

筍は、栄養面では、食物繊維、カリウムが豊富。
(食物繊維は、動脈硬化、大腸がんの予防が、また、
カリウムは、高血圧の予防が 期待できます)

ゆでた筍の切り口に見られる白いもろもろは、
アミノ酸の一種。やる気や集中力を高める成分があるので
洗い流さず、そのまま食べましょう。
脳の活性化、疲労回復にも効果があるそうで、
栄養面でも、嬉しい食材なのです。

さて、ゆでた筍の根元のちょっとかたい部分ですが、
ごま油で炒めてから、ややしっかり目の味付けで
煮つけると、コクが出て美味しくなり、
ご飯のおかずに、お弁当にもぴったりの一品になります。

ちょっとえぐみのある筍も、えぐみが気になりません。
ごま油でコーティングすることで、えぐみが緩和されるようです。
家庭的な味の炒め煮、是非お試しください。

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◆ 筍の炒め煮(約4人分)
【材料】
    ゆでた筍 2本の根元(約400g)、  ごま油 大さじ2~3、 塩 少々
    だし 100~200㏄、酒・みりん・砂糖 各大さじ1、 醤油 大さじ2~3
    かつお節 適宜、  木の芽 適宜、 

【作り方】① ゆでた筍の根元は、厚さ1cm位の半月切(大きいところは
       その半分のいちょう切)にする。
      ② 鍋にごま油を軽く熱し、塩を振り入れ、①の筍を炒める。
      ③ 酒・みりん・砂糖を入れて煮る。醤油も加え、汁気がなくなってくると、
       かつお節を加えて、汁気がなくなるまで煮る。
      ④ 器に盛り、木の芽を盛る。

      ※ 筍のかたさによって、だしの量を調整してください。

【筍のゆで方】
      1)筍は、穂先を斜めに切り落とし、皮に縦に切れ目を入れる。
      2)かぶるくらいの水とぬか(水の1~2割、ぬかがないときは
       米のとぎ汁を使う。筍の鮮度がいいと、ぬかなしでOK)、
       赤唐辛子を鍋に入れ、火にかけ、沸騰したら落とし蓋をして
       弱火で約60~90分、竹串がすっと通るまでゆでる。
      3)火を止め、ゆで汁につけたまま冷まし、皮をむく。
       (筍やお鍋の大きさによって、皮をむいてからゆでてもよい。が、
        皮には筍をやわらかくする成分があるので、皮ごとゆでる)

     ※ ゆでた筍は、水に浸けてタッパーで冷蔵保存。
毎日水を替えると10日くらいは美味しく食べられる。

【今回使用したのはコチラ】


白ごま油275
(白)ごま油





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