お盆が終わりました。
雨でどうなることかと心配されていた
京都の夏を彩る「五山送り火」も行われました。
朝から激しく降ったりやんだりの雨が点火直前にやんで、
雨の合間に、「大文字」「妙法」「舟形」「左大文字」「鳥居形」が
夏の夜空を焦がし…
テレビ越しですが、暗闇に浮かぶ炎に、手を合わせ、
おしょらいさん(お精霊さん)を見送り、
無病息災をお祈りします。
三百年以上の歴史をもつ「五山送り火」
悪天候の中、無事おこなわれたこと、
伝統行事を受け継ぐ関係の方々に感謝いたします。
さて、
おしょらいさんにちなむこちらの野菜、
ご存じでしょうか。
「ささげ」です。
仏様に「ささげる」の意味もあり、
かつては、お盆に必ず仏前に供えていたそうです。
ささげの語源は、さやが上を向いて物をささげる手つきに似ている
と言われています。
こんなふうになっています。
↓
[写真は、京都市情報館(http://www.city.kyoto.lg.jp/) から拝借した「柊野ささげ」(ふつうのささげよりも長い)]
ささげは、暑さに強い、盛夏が旬の豆。
日本はお盆頃のみ、出まわりますが、
南米ではお正月に食べる風習があるそうです。
繁栄と幸運を呼ぶ食物と考えらているとか…。
さて、
このささげが成熟して乾燥した、ささげ豆は、
赤くて、小豆にそっくりです。
お赤飯には、小豆の代わりにささげを使う所もあります。
というのは、小豆は皮が破れやすいけれど、
ささげは、煮ても皮が破れにくいから。
皮が破れると、見た目もよくないし、また、
皮が破れる→腹が切れる→切腹…に通じる
と連想され、縁起が悪い…とされることもあるようです。
(味の点では、小豆の方がよいようですが…)
さやごと食する緑色の未熟な状態では、
ささげは三度豆(いんげん)によく似ています。
ゆでると、味も 食感も 見た目も(切ると)
本当にそっくりです。
今回は胡麻和えにしていただきました。
ささげが入手できない時は、三度豆(いんげん)で作ってみてください。
少し混ぜた、練りごまが香りを深めます。
◆ ささげのごま和え
【材料】(約4人分)
ささげ 約1/2把(約10本)、 白炒りごま 大さじ3
A【醤油 大さじ1、 みりん・砂糖 少々、 白練りごま 小さじ2】
【作り方】
1.ささげは、1分半~2分ほどゆでて、さっと冷水にとって冷まし、
食べやすく3~4cmに切る。
2.白ごまは香ばしく炒ってからすり、Aの調味料と混ぜて、あえ衣を作る。
3.ささげの水分をとり、食べる直前に2の衣で和える。
※ ごまは、すりごまを使うとさらに手軽にできます。お好みで黒ごまでも。
歯ごたえを残して、ゆで過ぎないよう、ご注意ください。
【今回使用したのはコチラ】
炒りごま(白)
白練りごま
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雨でどうなることかと心配されていた
京都の夏を彩る「五山送り火」も行われました。
朝から激しく降ったりやんだりの雨が点火直前にやんで、
雨の合間に、「大文字」「妙法」「舟形」「左大文字」「鳥居形」が
夏の夜空を焦がし…
テレビ越しですが、暗闇に浮かぶ炎に、手を合わせ、
おしょらいさん(お精霊さん)を見送り、
無病息災をお祈りします。
三百年以上の歴史をもつ「五山送り火」
悪天候の中、無事おこなわれたこと、
伝統行事を受け継ぐ関係の方々に感謝いたします。
さて、
おしょらいさんにちなむこちらの野菜、
ご存じでしょうか。
「ささげ」です。
仏様に「ささげる」の意味もあり、
かつては、お盆に必ず仏前に供えていたそうです。
ささげの語源は、さやが上を向いて物をささげる手つきに似ている
と言われています。
こんなふうになっています。
↓
[写真は、京都市情報館(http://www.city.kyoto.lg.jp/) から拝借した「柊野ささげ」(ふつうのささげよりも長い)]
ささげは、暑さに強い、盛夏が旬の豆。
日本はお盆頃のみ、出まわりますが、
南米ではお正月に食べる風習があるそうです。
繁栄と幸運を呼ぶ食物と考えらているとか…。
さて、
このささげが成熟して乾燥した、ささげ豆は、
赤くて、小豆にそっくりです。
お赤飯には、小豆の代わりにささげを使う所もあります。
というのは、小豆は皮が破れやすいけれど、
ささげは、煮ても皮が破れにくいから。
皮が破れると、見た目もよくないし、また、
皮が破れる→腹が切れる→切腹…に通じる
と連想され、縁起が悪い…とされることもあるようです。
(味の点では、小豆の方がよいようですが…)
さやごと食する緑色の未熟な状態では、
ささげは三度豆(いんげん)によく似ています。
ゆでると、味も 食感も 見た目も(切ると)
本当にそっくりです。
今回は胡麻和えにしていただきました。
ささげが入手できない時は、三度豆(いんげん)で作ってみてください。
少し混ぜた、練りごまが香りを深めます。
◆ ささげのごま和え
【材料】(約4人分)
ささげ 約1/2把(約10本)、 白炒りごま 大さじ3
A【醤油 大さじ1、 みりん・砂糖 少々、 白練りごま 小さじ2】
【作り方】
1.ささげは、1分半~2分ほどゆでて、さっと冷水にとって冷まし、
食べやすく3~4cmに切る。
2.白ごまは香ばしく炒ってからすり、Aの調味料と混ぜて、あえ衣を作る。
3.ささげの水分をとり、食べる直前に2の衣で和える。
※ ごまは、すりごまを使うとさらに手軽にできます。お好みで黒ごまでも。
歯ごたえを残して、ゆで過ぎないよう、ご注意ください。
【今回使用したのはコチラ】
炒りごま(白)
白練りごま
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