きょうは秋分の日、
秋彼岸の中日です。

秋のお彼岸といえば、
あちこちで彼岸花が咲く頃です。

011_


















これは、東本願寺前、
生け垣のツツジの植え込みの間から
彼岸花の赤い花が見えています。

009_













ツツジの緑の葉っぱのあいだから、
ちょこっと遠慮がちに顔をだしてる
赤い花が、なにやら可憐です。

彼岸花、というと、一般的にあまりよいイメージを
持たれていないかもしれません。

別名には「幽霊花」「地獄花」「狐花」などがあり、
ちょっと怖い印象を受けます。

秋の彼岸…あの世とこの世が最も通じやすい時期に
花咲くこともあってか、また、
お墓の周辺に群がって咲いているのを
よく見かけるせいか、はたまた、
有毒成分を含んでいるからか…

が、その有毒成分があるため、ネズミやモグラや虫など
田畑を荒らす動物を避ける、という効果があるから、
畦道に植えられているそうなのです。

しかも、その有毒成分は、長時間水にさらすと、無害になるため、
戦時中の非常食になっていた、という話もあります!

また、生薬の成分もあり、利尿作用や去痰作用、さらには
アルツハイマー病の治療薬としても利用されているようです。

いろんな役に立つ植物なのです。

もう一つ、彼岸花の名誉のために(?)書き加えますと…
一番有名な別名「曼珠沙華」は、
「天上の花」という意味をもち、
お目出たい事が起こる兆しに、天から赤い花が降ってくる、
という仏典から来ているそう。

単純な私、このことを知ってから、
曼珠沙華のイメージが一変いたしました。

さておき、
秋のお彼岸は、秋分の日をはさんで前後七日間、
今年は9月26日(金)までです。

おはぎを作って、お供えしたり、ご家族一緒に召し上がっては
いかがでしょうか。
きょうは、もち米に里芋を混ぜて作る、
口当たりのいい、里芋おはぎをご紹介いたします。

手作りのおはぎは、大きさも自由に作れますし、
周りにごまやきなこをまぶすので、包むのが
上手くできなくても、仕上がりはきれいに見えます。

是非お試しください。
024_











◆ 里芋おはぎ
【材料】(約25~30個分)
    もち米 2合、 里芋 4~5個(正味で120~130g)
    水 350cc、 塩 小さじ1/2、
    すりごま(黒・白) 各大さじ2  砂糖 大さじ2
    きなこ 小さじ2、 あんこ 500gくらい 
【作り方】
  1. もち米洗って、ザルにあげてから、1~2時間水に浸け、
    ザルにあげておる。
  2.里芋は、皮をむいて小さ目の一口大に切る。
014_









  3.もち米と里芋を分量の水で炊き、10分ほど蒸らしておく。
016_









  4.塩少々を加えて、すりこぎや麺棒で、半つぶしにして
    丸める。
  5.4を、ラップ(または、ぬらしてしっかり絞ったガーゼなど)に
    おいて広げ、丸めたあんこを包みこむ。
  6.黒すりごまに砂糖を混ぜたもの(だいたい2対1)、
    白すりごまに砂糖ときなこを混ぜたものを、それぞれ
    周りにまぶす。
  
  ● 周りがあんこのものは、あんこを丸めて広げて、丸めた4を
    包み込みます。
    あんこが中のものは、あんを約15g(直径3cm弱)に丸め、
    おもち(ご飯と里芋)を、約35g(直径4cm位)にまるめると、
    作りやすいです。
    あんこが外側のものは、その逆です。

※ 写真はこしあんを使いましたが、粒あんなどお好みのあんこを
  お使いください。 
※ もち米は、うるち米だけでも、もち米とうるち米を1対1に混ぜても…。

■ 粒あん(甘さ控えめ・作りやすい分量)
小豆 250g、 砂糖200g、塩 少々
1.小豆は洗って、たっぷりの水を加えて煮立てて、ゆでこぼす。
  (2回くりかえす)
2. 再びたっぷりの水を加えて沸騰させ、中弱火でアクをとりながら炊く。 
   指でつぶれる位に柔らかくなると、煮汁を捨て、砂糖を3度に分け入れて
   水分をとばしながら、焦がさないように混ぜながら煮る。
3. 仕上げに塩少々を入れて混ぜ、しっかり冷ます。

【今回使用したのはコチラ】

すり白
すりごま(白)









人気ブログランキングへ