今週に入って、暖かい日がつづきます。
あちこちで梅の花も見頃となり、気分はすっかり春。

野菜売り場をみても、春の野菜が気になります。
菜の花、うど、クレソン、春菊、せり、ふきのとう、
春キャベツ、アスパラガス…等など

なかでも、春のほんの短い時季にしか味わうことのできない
旬の山菜は、是非、今のうちに味わいたいものです。

春の野菜たちは、厳しい冬の寒さを乗り越え、
地中から芽を出すのに必要な栄養が凝縮されてるので、
栄養価が高く、また解毒作用や抗酸化作用などの働きがあるそうです。
それから、春野菜には、特有の香り、苦みや辛み、があります。
この苦み成分は、ポリフェノール、フラボノイドなど、
抗酸化作用をもっていて、新陳代謝促進や解毒作用もあります。

数ある春野菜、なかでも、ふきのとうの苦みと特有の香りに
とりわけ春の訪れを感じます。

116













「ふきのとう」
漢字で書くと「蕗の薹」
蕗は、あの細長い薄緑の茎の野菜。
薹は、花のつく茎。
春一番にふきの地下茎から出てくる花のつぼみが、
ふきのとうです。
花が咲いた後は地下茎から葉がでてくるそうです。

蕗の茎(葉柄)や葉も、特有の香りがあり、
アクが強いのですが、
ふきのとうもアクが強く、摘んで空気に触れるにつれ、
どんどん色が黒くなっていきます。

おすすめの調理法は、ふきのとう味噌、天ぷら、味噌汁や和え物、網焼き
などでしょうか。
(ふきのとう味噌は、前にアップしておりますので、
こちら~ をご参照ください)

今回は、天ぷらを作ってみました。
アク抜きをする必要がないので手軽。
生のまま粉をまぶし、天ぷら衣をからめてさっと揚げます。

一口食べると、ふわっと鼻からぬける春の香り
天ぷらは、特有の香りや苦みが、ちょっと苦手、という方にもおすすめの食べ方。
ごま油の香りが、ふきのとうを包み込んでくれます。

まだしばらく、ふきのとうのシーズンはつづきます。
季節の野菜を食卓に…是非お試しください。

122

◆ ふきのとうの天ぷら
【材料】(約4人分)
ふきのとう 8コ、 片栗粉 大さじ1
衣A【薄力粉 大さじ4、 冷水 約1/2カップ】
ごま油(くっきんぐせさみおいる)適宜
【作り方】
1.ふきのとうは、外側の汚れた皮を取りサッと水洗いして水気を拭き取る。
  根元を少し切り落とし、つぼみを軽く開いておく。
2.Aの材料をざざっと混ぜて衣をつくる。(粉っぽさが残るくらい)
3.1にうすく片栗粉をからめてから、2の衣をくぐらせて、
  約170℃に熱した油で揚げる。

※ 写真では、大根おろしとめんつゆ、抹茶塩を添えています。
  塩だけでも、また山椒塩も美味しいです。

※ ふきのとうは、大きく成長すると苦味が強くなるので、
  小ぶりで、つぼみが固く、葉が開ききっていないものを選ぶとよいです。

※ 保存は、乾燥しやすいので、ポリ袋などに入れて冷蔵庫に入れておき、
  できるだけ早めにいただきましょう。

【今回使用したのはコチラ】

sesami oil
ごま油特大サイズ







人気ブログランキングへ