八月もはや下旬となりました。

熱くなって応援した高校野球も終わり、
史上最多のメダルとたくさんの感動を運んでくれた
リオ五輪も閉会…。

リオとは時差がちょうど12時間、
深夜にテレビにかじりつき、不規則な生活を送られた方も
いらっしゃるかと思います。

そうでなくても、夏の疲れが出やすい時期、
元気に過ごせるように、旬の野菜をしっかり食べるようにしましょう。

さて、夏の野菜の中では、何がお好きでしょうか?
私の周りには、なす好きの人が多いです。
煮ても、焼いても、炒めても、蒸しても、おいしく
和風、洋風、中華風、エスニック、どんな味付けにも合うなす。

多様なのは料理だけでなく、「なす」がつくことわざもたくさんあります。

「一富士 二鷹 三茄子」
 …初夢に見て縁起がよいとされるもの。

「親の言葉となすびの花は千に一つの無駄もない」
 …なすの花は咲くと必ず実を結ぶ。
  同様に親の意見もすべて子のためになり無駄がない。

「秋なすは嫁に食わすな」
 …おいしい秋なすは、嫁には食べさせない。
  (なすは体を冷やすので嫁を気遣って、という説もあり…)

「瓜の蔓(つる)に茄子はならぬ」
 …瓜の蔓になすが実らないことから、
  平凡な親から非凡な子は生まれないこと。

「師走筍寒茄子(しわすたけのこかんなすび)」
 …筍も茄子も冬は旬でないため、手に入れるのが難しい。
  望んでも叶わないこと。

・・・どれも、なすを美味しいもの、よいイメージでとらえています。
古来から、なすは日本人に愛されてきたのでしょう

さて、きょうは「なすのキャビア風」を紹介いたします。
なすの種のつぶつぶと、深い味わいが、キャビアに似た一品です。

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旬の後半…夏の終わりから秋にかけては、種を含んだナスが
増えてきます。
なすの種は、好まれないことが多いのですが、
このお料理では、つぶつぶ感がアクセントにもなっています。
これからの季節のなすでぜひ作ってみてくください。

皮をよく焼いてむくので、
皮にちょっと傷があったり、茶色くなっていて
お買い得のなすでも大丈夫です。

手軽ななすで、高価なキャビア風になるので、
「貧乏人のキャビア」とも言われるそう。
私は、キャビアを食べたことがないのですが、キャビアに劣らぬ美味しさ!
と言われています。


◆ なすのキャビア風
【材料】
   なす 3本、 にんにく 1かけ、 アンチョビ 2~3枚
   くっきんぐせさみおいる 大さじ1、 塩・こしょう・醤油 各少々
   フランスパン 適宜
  
【作り方】 
   1.なすは、包丁で縦に切れ目をいれてから、予熱したグリル
    (オーブントースター)で皮が焦げるほど焼く。(焼きなすの要領)
     皮をむいて粗みじんに刻む。
   2.にんにく、アンチョビをみじん切りにし、くっきんぐせさみおいるで
     炒め、香りが経つと1も加えて炒める。
   3.ねっとりすると、塩・こしょう・醤油で味をととのえる。

   ※ 熱いままでも、冷蔵庫で冷やしても、どちらも美味しいです。
     焼いたフランスパンに添えてどうぞ。

【今回使用したのはコチラ】

cooking sesami oil


くっきんぐせさみおいる




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