この前は、蕗の薹(ふきのとう)の話とレシピでしたが、
今回は、「蕗の薹」の葉柄(茎)である「蕗」を取り上げます。

蕗は 数少ない日本原産の野菜。英語では そのまま “fuki”と記します。
原産地が日本!という野菜は意外に少なく、
日本の野菜、と思われているものも、ほとんどが外国が原産地です。
春の七草の、すずしろ(=大根)は中東原産、
すずな(=蕪)はヨーロッパ、
ねぎは中央アジア、だそうです。

日本がふるさとの野菜は、蕗のほか、
うど、やまのいも、せり、三つ葉、みょうが、わさび
くらいです。(ほかにもありますが、一般的に、野菜や山菜として
食べられているのが、上記の7種)

独特の香りと風味をもつふき、
つぼみは、蕗の薹として、天ぷらや味噌煮にして、
そして、その葉は、佃煮として食されます。

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(広げた新聞紙におさまらない長さ…)

「蕗」として一般的にいただくのは、その長い茎(葉柄)の部分。
春の味として、煮物にすることが多いです。

ちなみに蕗は関西で消費が多いそうです。
栄養的には、食物繊維が豊富で、ミネラルもいろいろ含み、
高血圧や大腸がんなどの生活習慣病の予防に効果があるそう。
また、古くから、蕗には、咳を止める薬効があるとされてきました。最近では、花粉症などアレルギー症状を緩和する働きもある、
と言われています。

風邪が治りきらず、咳が出る、のどに違和感がある方、
花粉症の症状がひどい方、蕗を食卓に取り入れてみてください。

ただ、どうやって食べたらいいのかわからないあるいは、
独特の風味が苦手、という声もときどき耳にします。


下ごしらえは意外に簡単で、ゆでてアクをぬき、すじをとれば、
すぐ煮物や和え物に利用できます。

きょうは、練りごまを入れた煮物をご紹介します。
ごまの風味がふきの独特のにおいをやわらげるので、
ちょっとふきの苦手 という方やお子たちにもいけます。
ふき特有の風味を楽しみたい方は、うす味の味付けで…。
冷めても美味しいので、お弁当のおかずにもいいです。
春の息吹を感じる煮物、是非作ってみてください。

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◆ ふきの練りごま煮
【材料】
  ふき 400g(1束=約6本)、だし 1.5カップ
   白練りごま 大さ2強、 うす口醤油 大さじ2、
   酒・みりん 各大さじ1、すりごま 大さじ2
    油揚げ 1/2枚(短冊切り)

【作り方】
    1.ふきは、葉を落として鍋に入る長さに切り、塩をふって
      板ずりしてから、たっぷりの熱湯で固めに茹でる。
       (まず、太い方をゆで、15秒ほどおいてから細い方をゆで
       2分くらい)
    2.冷水にとり、スジをとって5cmくらいに切る。
    3.鍋にすりごま以外の材料を入れて火にかけ、沸騰したら
      火を弱めて、8~10分煮て味をととのえる。
    4.仕上げにすりごまをふる。

    ※ 甘めに仕上げたいときは、砂糖を適宜加えてください。


【今回使用したのはコチラ】

ねり白150
練りごま(白)







すり白
すりごま(白)









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