きょう十月四日は、十五夜、中秋の名月。
十五夜は九月になることが多いのですが、
今年は少し遅めです。

十五夜…中秋の名月、芋名月などとも呼ばれますが、旧暦八月十五日の夜。
旧暦は月の満ち欠けで決まるので、
十五夜は、年によって日が変わります。
ちなみに、来年2018年の十五夜は九月二十四日、
再来年2019年の十五夜は、九月十三日になります。

秋分の日の前後半月の間、だいたい九月七日から 十月八日頃までの間の
満月の日が、 十五夜・中秋の名月です。

現代のように、照明が発達していなかった昔は、
月の満ち欠けによる暦で、暮らし、農作業を行ってきました。
十五夜のお月見に、お団子をお供えするのは、
秋の満月に、感謝して、 秋の収穫を捧げる気持ちが
その起源にあるのでしょう。

秋は空気が澄んで、空が高く感じる季節。
好天の夜は月がとても美しく観えます。
ただ、台風が頻発する時季とも重なっているので、
十五夜の月を見ることができない年も少なくないのですが、
今年は、美しい十五夜の月が見られそうです。

さて、
十五夜には、月見団子やすすきを
お供えしして、お月見をします。

月見団子と言っても、地域によって異なるようですが、
一番イメージされるのは、三方というお供えの台の上に
丸く白いお団子をピラミッドの形に積み上げたもの、でしょうか。

穀物の収穫に感謝し、米粉を、月に見立てて丸く作った
お団子。
十五夜にちなんで、 十五個のお団子を並べてお供えします。

一段目に、3×3で9個、
二段目に、2×2で4個、
三段目に、2個を並べます。
(正面から見ると1個に見えるよう、縦に並べる)

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そして、秋の七草の一つであるすすきは、
稲穂に見立て、お米の収穫の感謝の気持ちを捧げます。
また、切り口が鋭いことから、魔除けの意味もあるそうです。

(上の写真は、すすきがなかったので、稲穂を飾り、
三方がないので、お盆の上にのせてみました…)

月見団子は、そのまま、きなこやあんこをつけていただいても
美味しいのですが、
きょうは、ごま油で香ばしく炒め焼きにし、醤油とみりんを回しかけて
こんがりと焼いてみました。
ジューッという音と広がる香りは、食欲をそそります!
出来立てあつあつの香ばしいところを召し上がってください。

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◆ 香ばし お月見団子
【材料】(15個分)
     白玉粉70g、  上新粉 60g、  ぬるま湯 110~120cc
     ごま油大さじ1、 濃口醤油 適宜(大さじ1~2)、 みりん 少々
     白すりごま 少々
    

【作り方】
   1.白玉粉と上新粉をボールに入れて混ぜ、ぬるま湯(人肌くらい)を
     少しずつ加え、手でよくこね混ぜる。粉っぽさがすっかりなくなり、
     手にくっつかないくらいのやわらかさで滑らかになるまでよくこねる。
   2.直径3cmくらいに丸め、熱湯に入れて4~5分程ゆでる。
      浮き上がってくりと、冷水にとる。
     ≪お供えする場合は、ここで水気をふいて、並べる。
    3.フライパンにごま油を熱して、2のだんごを水気をふいて竹串に刺し、
      炒め焼きにする。転がしながら、全体に色よく焼き目がつくと、醤油と
      みりんを回しかける。
    4.すりごまをかけ、お好みで海苔などで巻いていただく。
 
※ 十五夜にちなんだ 15個分の材料です。
     1個あたり、約15gでちょっと小ぶりのお団子ができます。

【今回使用したのはコチラ】

白ごま油275
(白)ごま油 



すり白
すりごま(白)








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