四月も下旬となり、
暖かな陽気、明るい日差し、日に日に春らしくなってきました。
木々が芽吹いて、戸外の風景に緑の色が増えて目に鮮やかです。

野菜売り場に目をやると、
いろいろな春の野菜が並ぶようになりました。
たけのこ、こごみなどの山菜、
ふき、うどなどの日本原産の野菜、
アスパラガスやクレソンなど洋野菜。

春の代表の一つ たけのこは、成長がはやく、
一日で何センチも伸びる、というのは有名ですが、
アスパラガスも同様にぐんぐん成長するそう…
生命力が強く、栄養たっぷりの野菜なのです。

アスパラギン酸という名前、栄養ドリンクの成分などで、
聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、
アスパラガスから発見されたアミノ酸です。

アスパラギン酸は、新陳代謝を活発にする働きを持っていて、
疲労回復、免疫力アップなどに効果があるそう。
ほかにもβ-カロテンやビタミンCなど各種ビタミン、
ミネラルや食物繊維も豊富、
細い身体にパワーがつまっているのです。

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きょうは、このアスパラガスを炒めて、
目玉焼きと一緒に盛りつけました。

炒めるのは、エキストラバージンごま油、
アスパラガスのシンプルな美味しさ、ほのかな甘みや
うまみを生かして、美味しく炒めることができます。

今回は、アスパラガスの緑と白両方を使いました。
緑と白の違い、ご存知の方も多いかともいますが…
品種が違うわけではありません。

緑も白も、もとは全く同じもの。
株から芽が出る時、芽に日光を当てないように、上から土で
覆った状態で栽培すると、ホワイトアスパラガスになります。

そして、ほかの野菜と同様、しっかり日光を当てて育てると
グリーンアスパラガスになるのです。

栄養価でいうと、緑のほうがビタミンミネラルが豊富ですし、
圧倒的に出回っているのも、緑。
ですが、ドイツやフランスなどヨーロッパの方では、
白が、貴婦人の指、白い黄金などと称されて、春のシンボルのように
愛され、親しまれている野菜のようです。

さて、きょうは、緑と白、両方つかってみました。
炒めたものを、上から目玉焼きをのせて
黄身をくずしてソースのようにからめていただきます。

ジューシーでシャキッと歯ごたえのいいアスパラガスに
とろっと半熟の卵黄がとろけます。
是非作ってみてください。

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◆ アスパラガスの目玉焼きソース
【材料】(2人分)
アスパラガス 約8本、
卵 2個、 
塩・粗びきこしょう 各少々
エキストラバージンごま油 大さじ2、
(粉チーズ 大さじ1)
【作り方】
1.アスパラガスは下(根元)から1/3くらいを
  ピーラーで皮をむく。
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底の切り口は乾燥しているので、5ミリほどカットする。

2.フライパンにエキストラバージンごま油(大さじ1)を入れ中火にし、
  1を入れてそのまま少し置く。緑が鮮やかになりいい香りが立つと、
  塩を全体にふり、水大さじ2強を加えてフライパンをゆすって
  水分がとぶまで炒め、お皿に取り出す。
3.フライパンをペーパーでふき、エキストラバージンごま油(大さじ1)
  を少し熱して、割った卵をそっと入れて、好みの固さに焼き上げる。
4.2のアスパラガスの上に3の目玉焼きをのせ、
  お好みで粉チーズと粗びきこしょうをかける。
5.卵黄をくずしながらソースにしていただく。

※ 粉チーズのかわりにお醤油をかけても美味しいです。
※ 旬の終わりの方のアスパラガス、あるいは、収穫してから時間が
 経過したものは、かたいこともあるので、その場合は1でさっと
 下茹でしても…。
※ むいたアスパラガスの皮は、にんじんの皮等野菜くずと一緒に
 水で煮てべジブロス(野菜だし)にします。
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(かぶるくらいの水に野菜くずと昆布少々、酒少々を入れて弱火で
 20分ほど煮てザルでこすと、やさしい味わいで栄養たっぷりの
 野菜だしができます!)

【今回使用したのはこちら】


エキストラバージンごま油



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