「秋の日はつるべ落とし」と言われるように
急に日の入りの時刻が早くなってきました。
木々の葉の色も少しずつ変わり、物淋しい装い…
日に日に秋が深まってきています。

今年は、10月23日が二十四節気の「霜降」
露が冷気によって霜となって降り始める頃、のこと。

霜には、まだ早いのですが、
朝晩は、随分冷えるようになり、
道行く人の装いもジャケットやコートが目につきます。

あたたかい汁物が嬉しい時節ですね。
慌ただしい朝でも、一杯のあたたかな汁物で
心身のスイッチが入ります。

温かなものを飲む(食べる)ことで、体温が上昇し、
身体は動かしやすくなり、頭すっきり、脳の働きもよくなるそうです。
そして、心もほっと和みます。

きょうは、ぱぱっと手早くできる、
だしいらずの美味しい豆腐汁をご紹介します。

IMG_3074 (640x473)

だしになるのは、しらすぼしとトマト。
しらすぼしは、春が旬というイメージがありますが、
秋も旬です!
春が旬のしらすは小ぶりでプリっとした食感で、
秋が旬のしらすは冬に備えて脂肪を蓄え脂がのっているそう。

しらすぼしには、イノシン酸がたっぷり含まれ、また
トマトには、グルタミン酸が野菜の中では断トツに多いのです。

イノシン酸とグルタミン酸の掛け算で、ぐんと旨みがアップし、
だしなしで 奥深い味わいになります。
ごま油の香りも加わった具だくさんの豆腐汁。
朝食だけでなく、昼食や晩ご飯にも嬉しい一汁。
是非作ってみてください。

IMG_3079 (640x496)

◆ ごま香る~しらすとトマトの豆腐汁
【材料】(約4人分)
・ごま油 大さじ1
・生姜 1かけ
・トマト 1個(大き目)
・しらすぼし 80g
・きくらげ (生)1枚
・豆腐 1丁
・塩・こしょう 各少々
・酒 大さじ2
・細ねぎ 2~3本
・白すりごま 大さじ2
・すだちや柚子など柑橘 適宜

【作り方】
1.鍋にごま油と生姜のみじん切りを入れて熱し、
 香りが立つとトマトのざく切りを入れて塩をふりかけ
 炒める。
2.全体に油がまわると、しらすぼしと酒を入れて、さっと炒め、
 食べやすく切ったきくらげと豆腐を入れてひと混ぜし、
 水(2カップ)を加えて弱火で煮る。
3.煮立つと味をととのえて器によそい、細ねぎの小口切り、
 すりごまをかけて、すだちや柚子の半切りを添える。
 (しらすぼしの塩分によって、味の濃さがいろいろなので、
  塩で(お好みでみりん等も加え)味をととのえる)

※ すだちや柚子のしぼり汁を加えると、柑橘の酸が、しらすのカルシウム
 の吸収をよくし、またさわやかな酸味で風味がよくなります。

【今回使用したのはコチラ】

白ごま油275
(白)ごま油 





すり白
すりごま(白)










人気ブログランキングへ