だんだんと日が短くなり、
朝夕はずいぶん冷え込むようになった今日この頃です。
木々の葉は日に日に色づき、
めっきり秋めいてきました。

秋色の風景を見ていていると、
食卓にも秋らしいものを並べたくなります。

「秋の味覚」と言っても、その年によって、また、地域差や
老若男女の好みの違いなどあるようですが、
秋に食べたい物、秋を感じる食材の調査をすると
だいたい上位にくるものは決まっていて…

さんま、栗、松茸等きのこ、さつま芋、梨や柿などの果物、新米…
…などがランクインします。

そのうち、さんまは今年も深刻な不漁。温暖化の影響か、
ここ数年値段も高騰。高級魚化しています。
「さんまの塩焼き」が庶民の献立ではなくなるのでは…
と懸念されているのです。。。

松茸にいたっては、ずいぶん前から国産は幻のような存在。
稀少で超高級品となり、庶民には手の届かない存在です。

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そんな中、秋を感じて、美味しくて、手軽な値段といえば、
さつま芋です。

しかも、さつま芋はとても栄養価が高いのです。
意外にもビタミンCが豊富! 100gあたりのビタミンC…
となると、さつま芋よりも多い野菜は少なくありませんが、
加熱しても壊れにくいので(でんぷん質に守られているため)
効率よく摂れます。さらに、便秘を改善する食物繊維、
高血圧を予防するカリウムも豊富。

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甘いのでおやつのイメージがありますが、色々な献立に
使いたいものです。
きょうは、さつま芋のほの甘さがよく合う、白和えを
作ってみました。
合わせたのは、同じく秋が旬のきのこ…しめじとしいたけです。

さつま芋は最近では種類が増えて、皮の色も中の色もさまざま。
口当たりも、ほくほく、ねっとり等色々あります。
この献立では、皮ごと使うので、皮の色がきれいな紅色のものを
選ぶのがいいと思います。食感は、ほくほくもねっとりも、
どちらも美味しく仕上がります。

手間がかかるイメージのある白和えですが、
ごまねりねりを使うと、簡単で風味のいい白和えが
手軽にできます。

秋らしく、食卓がにぎわう副菜、
お好みのさつま芋で 是非作ってみてください。

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◆ 秋の白和え
【材料】(2,3人分)
さつま芋  小1本(約120g)
しめじ 1/2パック
生しいたけ 2~3枚
A【酒・みりん 各大さじ1、うす口醤油 小さじ1】
豆腐 150g(水切りして)
B【ごまねりねり(練りごま)白 大さじ1.5、塩 少々、
 酒・砂糖・うす口醤油 各小さじ1】

【作り方】
1.豆腐は水切りしておく。
2.さつま芋は蒸して(or 電子レンジ加熱 or ゆでて)
 やわらかくして、7~8ミリ幅のいちょう切りにする。
3.しめじはほぐし、生しいたけは薄切りにして鍋に入れ
 Aを入れて煮る。汁気がほとんどなくなると火をとめ冷ます。
4.Bを混ぜて、1の豆腐を少しずつ加えてなめらかに混ぜ、
 2のさつま芋と3のきのこを和える。

※ 豆腐の水切りは、キッチンペーパーで包んでお皿など重しをのせたり、
  電子レンジで1分ほど加熱したり…豆腐の種類やメーカーによって
  水分がいろいろなので、水切り時間など加減してください。
※ 豆腐は、絹ごしを使いました。絹ごしは滑らかな食感に、
 木綿はちょっとつぶつぶっとした食感になります。
 お好みのお豆腐で作ってください。

【今回使用したのはコチラ】

ねり白150
練りごま(ごまねりねり)(白)







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